8/50
No.758.忘れられない一筋の涙
近くの自販機で 煙草買って帰ろう
そう思ったら 突然の猛吹雪
一瞬視界を奪われ 浮かぶのは熱い想い
寄り添うことを忘れてしまい
なにから手をつけていけばよいのか
刹那すぎる記憶だけがとけてゆく
忘れられない一筋の涙
信号が青になるのを待っているだけで
体温が急降下 突風が暴れ狂う
市電からおりてくる 彼らもすごく寒そうだ
触れ合う事を恐れてしまい
どこから逃げ出せば逃れられるか
刹那すぎる記憶だけがとけてゆく
忘れられない一筋の涙
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
誰しもあると思うんですよ。忘れられない一筋の涙って奴。