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北斗の拳考  作者: 宇占海
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ボルゲ考

 ボルゲは、北斗の拳の原作で最後に登場する悪役である。


 彼ボルゲの特徴はいくつかあるが、一番の特徴は、頭部を装甲で固めて上から人造皮膚をかぶせていることだろう。

 北斗の拳で、そんなことをしている漢は他にいない。


 頭を装甲で固めて人造皮膚を上からかぶせる・・・そんなこと現実にできるわけないが、漫画の世界だから、それができるという設定なのだろう。


 では、どのようにすれば、それが可能なのか。

 普通に考えれば、外科手術によって装甲と人造皮膚を貼り付けたと考えるべきだろう。

 以上から、ボルゲの仲間か配下に、優秀な外科医がいるのだろう、ということが想定できる。


 これに関して、ボルゲが自分で自分の人造皮膚を縫う場面もあるから、ボルゲ本人も皮膚を縫うことができるらしい。


 また、ボルゲが最初にケンシロウを襲った時、火炎放射器を使ってケンがいる洞窟を焼き払うという挙に出ているが、この火炎放射器を操縦していた部下は、軍人上がりと見て良いだろう。

 軍人以外の者が、火炎放射器を持っているわけがない。

(この時の火炎放射器は、普通のものよりはるかに巨大で、火炎放射器というより火炎放射砲とでも呼びたくなるような代物である。だから、これを操縦していた部下は、砲兵出身かもしれない。)


 以上から、ボルゲの人物像は、

配下に外科医と軍人(砲兵?)を従えていて、

かつ自分で皮膚を縫える人物、

ということになる。

 それは何者か?


 砲兵を従えているから軍人かとも思えるが、軍人は皮膚を縫うことはできない。

 人の皮膚を縫うことができるのは医師だけである。

(もっとも、医師でも自分で自分の皮膚を縫うのは無理だと思う。多分。)


 ではボルゲは、自分で自分の皮膚を縫えるような

名外科医なのだろうか?

 しかし医師が軍人を配下にするということがあり得るのだろうか?


 では、軍人にして医師、つまり軍医だったのか?

 いや、軍医が砲兵を指揮することなど、あり得ない。


 かれこれ考えたが、結局、こういうことではないか。

 核戦争で軍の中央指令部が壊滅した結果、軍隊も統制がとれなくなり、生き残りの将兵が軍閥化するということはあったに違いない。

 ゴッドランドはその一例である。


 砲兵たちと軍医の集団が偶然生き残り、指揮系統は違うけれど、行動を共にすることになった。

 そして偶然、その場にいた中で、一番階級が上なのが軍医のボルゲだった(砲兵部隊側は下級の兵士ばかりだった)ため、ボルゲが推されてその集団のリーダーになった。


 外科医が砲兵を指揮するという状況は、それぐらいしか考えられない。


 なお、作中でボルゲは、中国武術の多節棍に似た武器を使っているので、武術家上がりではないかと考える向きもあると思うが、これについては、趣味で棍を覚えたと考えたい。

 医師が趣味で武術を習うということはあり得るが、武術家が趣味で人の皮膚を縫うというのはあり得ないからだ。

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