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北斗の拳考  作者: 宇占海
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コウケツ・ジンバ考

 コウケツは、元は拳王軍の馬係で、

後に大地主に成り上がった男である。

 そして彼が拳王軍にいた時の上司がジンバだった。


 コウケツは馬係で、その上司がジンバ。

 ということは、ジンバは馬係長だったのだろうか?

 或いは馬係長ではなく、ラオウの乗馬のことも含めラオウの身の回りのこと一切を取り仕切る役職だった、ということも考えられる。


 後者だとすると、ジンバはラオウの信頼厚い側近の一人だった可能性が出てくるが、

残念ながらそうではなく、前者の馬係長だったのではないかと私は思う。


 作中で、ジンバが鎖鎌(くさりがま)を出してコウケツを殺そうとする場面があるが、

あの鎖鎌(くさりがま)は、おそらくただの武器ではない。

 馬のエサにする草を刈るための鎌を兼ねているのだ。きっと。

 ジンバはあの鎌を使って、コウケツと一緒に、日々草刈りに精を出していたものに違いない。


 さらに言うと、コウケツの部下たちは、

元はジンバの側近だったというから、

彼らもまた馬係であり、同じように草刈りに精を出していたのだろう。

 係長が自ら草刈りをしているのに、側近がやらないわけには行くまい。


 というわけで、コウケツは拳王軍の馬係、

ジンバは馬係長だったとして、

それ以前、つまり核戦争以前には、

彼らはどこで何をしていたのだろうか?


 それについては、作中に手がかりは全くない。

 ただ、前に「黒王考」で、ラオウの乗馬の黒王は、核戦争前は農耕馬だったのではないかと推定した。

 この推定が当たっていて、かつ、

ジンバやコウケツたちが、核戦争前から黒王の世話をする馬係だったとしたら、

ジンバたちも黒王と同じ農場に勤めていたことになる。


 そして、核戦争で農場の主人が死亡しても

そこに残り、黒王とともに主のいない農場を

守り続けていた。


 ジンバたちがそんなことをしたのは、

別に彼らが義理堅いからではなく、

その農場が住みやすい所だったからだろう。


 何しろ黒王が住んでいるぐらいだから、

エサの牧草などもどっさり生えている、

豊かな土地だったに違いない。

 それだけに野盗に狙われる危険も大きいわけだが・・・。


 それでも、もし野盗に襲われたら、

こっちは黒王を出して

野盗を追い払ってもらえば良い。

 黒王なら、大抵の野盗に勝てるだろう。


 そうしているうちに、

この農場にも拳王軍の手が伸びてくる。

 そこでジンバたちは、

例によって黒王を差し向けるわけだが、

さすがの黒王もラオウには勝てず、

逆にラオウに手なずけられてしまった。

 それを見て驚いたジンバたちは、

ただちにラオウに帰順した。

 そんなドラマを想像することができる。

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