ハクリ夫妻考
ハクリ夫妻は、リュウを養育していた夫婦である。
彼らが、なぜリュウの面倒を見るようになったのか、その経緯については、よく分からない。
ただ、リュウはハクリ夫妻のことを
「おじさん」「おばちゃん」と
呼んでいるから、
ハクリかその妻のいずれかが、
リュウの母親の兄弟だったのではないか、
と私は想像している。
もしそうだとすると、
ハクリ夫妻はリュウの叔父叔母ということになり、
リュウを預かるのにふさわしいとも言える。
この推測が正しいとすると、
ハクリ夫妻はラオウの妻の兄弟、
つまりはラオウの姻戚であり、よって彼らは、
ラオウ配下の荒くれ男たちからも
一目置かれていたのではないか。
意外にも彼らは拳王軍内で重きをなす存在だったのではないか・・・と想像したくなるが、
残念ながら、その想像は恐らく当たっていない。
リュウの母は、おそらくラオウの妻ではない。
ラオウがユリアに執着していたことを考えると、ラオウはおそらく結婚はしていない。
想像するに、リュウの母は、
ユリアの面影を持った女性で、
ラオウの妻ではなく愛人のような立場だった
のではないか。
それにハクリ本人は勤勉実直な農民で、
拳王軍の連中と肌が合うとは思えない。
おそらく拳王軍の活躍を横目で見ながら、
自分たちは地道に働いてリュウを育てていたのではないか。




