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北斗の拳考  作者: 宇占海
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「天帝の村」考

 前の「天帝・ファルコ考」で、核戦争前の天帝は、強大な権力を持って人々の上に君臨していたものと推定した。


 しかしその栄華を極めた天帝も、核戦争後は没落し、「天帝の村」という村に逼塞していたらしい。


 どうしてそうなったのか、詳しい事情は描かれていないが、おおよそのところは想像できる。

 核戦争勃発に伴い、天帝は当然、地下壕に入っただろう。

 ファルコやジャコウなど天帝の側近グループの人々も、同じ壕に入って天帝を守っていたに違いない。

 そうして天帝とその側近は生き残ったが、政府や軍の首脳部が入った壕は核爆発に耐えきれず、壊滅してしまった。


 その結果、天帝の国の政府が消滅して無政府状態になってしまい、天帝は国を治めることができなくなった。

 そこでやむを得ず、天帝と側近グループの人々は、彼らだけで自活して生活していた。それが「天帝の村」の実態ではなかったか?

(だとすると、そこには、政府職員や帝都の住民で生き残った人々も一緒にいたかもしれない。)


 そうして小さい村に逼塞していた天帝グループだが、やがてラオウが死んでしまうと、これで怖いものが無くなったとばかりに力を盛り返し、再び覇権を握るに至った。


 復活した帝都政権は、地方に群都と呼ばれる拠点を設け、守備軍を駐屯させたというから、ある程度中央集権的な、整った組織を持っていたものと思われる。

 郡都の兵士は中央から派遣されたというから、彼らを指揮すべき郡都の幹部たちも、同様に中央から派遣されたのだろう。

 おそらく、総督のジャコウが、信頼する腹心の部下を任命したのではないか。


 ところで「ジャコウが信頼する腹心の部下」とは、どのような人々だろう?

 ジャコウは天帝の側近グループの一員にして、ファルコの上司だった。

 核戦争前のファルコが、儀仗兵か侍従か、どのような肩書きをつけていたのかは分からないが、

ジャコウはその上司だから、儀仗隊長か侍従長か、はたまた宮内大臣か、そういったところだろうか。

 そのジャコウの部下となると、

やはり儀仗兵か侍従か、或いは宮内省職員か、

とにかくファルコと同じ天帝側近グループか、その部下であり、「天帝の村」での苦労も共にした人々ではないか。


 以上の推測が正しいとすると、後に郡都の幹部となるバスク、バロナ、ゲイラといった人々は、もともとジャコウの部下で、「天帝の村」での苦労を共にした人々ということになる。

 よって、「天帝の村」を拳王軍が襲った時、そこの村人の中に、バスク、バロナ、ゲイラらがいたことになる。

 その他に元斗光拳一門のソリアなどもいただろうから、小さな村にしては、なかなかの猛者揃いだ。

 それだけの面子が揃っていれば、拳王軍のザコを追い払うぐらい簡単だったのではないか?

 確かに、ザコだけなら問題ないだろうが、拳王が自分で出陣して来ているとなれば話は別だ。

 向こうが拳王本人を出してくるなら、こっちはファルコを出すしかない。

 ラオウとファルコが対峙することになったのは、そういうことだろう。

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