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北斗の拳考  作者: 宇占海
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「南斗最後の将」考 前編

 南斗六聖拳のシン、レイ、ユダ、シュウ、サウザーが倒れ、最後に残った独り ー 「南斗最後の将」 ー の正体は、ケンシロウの婚約者ユリアであった。


 死んだはずのユリアが実は生きていた、という意外な展開を見せるわけだが、

しかし、南斗聖拳の頂点である南斗六聖拳に、なぜ南斗聖拳を使えないユリアが入っているのか?

 明らかに不思議な話なのだが、なぜか、それについて作中には特に説明がない。

 そこで、この点について、ここで考えてみたいと思う。


 まず、彼女が南斗六聖拳に入った理由の説明は無いが、それらしい発言が一ヶ所だけある。

 ユリアに仕えるリハクが一度だけ、彼女のことを「南斗正当血統」と言う場面があるのだ。


 南斗正当血統というのが、いかなる血統なのか不明だが、その名前から考えて、たぶん名門の血統なのだろうとは、想像がつく。

 少なくとも、南斗聖拳の関係者からは名門と見なされる血統なのだろう。


 それではユリアは南斗正当血統であるがゆえに、南斗六聖拳の一人になったのだろうか?

 しかしそれも、よく考えてみれば少しおかしい。


 もし「南斗正当血統を継ぐ者は、南斗聖拳を使えるかどうかに関わらず、自動的に世襲で南斗六聖拳になる」というルールがあらかじめ存在し、それに基づいてユリアが南斗六聖拳になったのだとしたら、どうなるだろうか?


 もしそうだとしたら、彼女が南斗正当血統の家に生まれた時点で既に、彼女が南斗六聖拳になることは自明のこととなり、その事を隠す意味は無いし、隠すのは不可能でもある。

 にもかかわらず、彼女が南斗最後の将であることは、秘密とされていた。

 これをどう考えれば良いのだろうか?

(正確に言えば、ユリアの兄リュウガも当初は、南斗正当血統を継ぐ候補者だったに違いない。

 しかし彼は南斗聖拳を学ばす他流に入ったので、候補から外れたのだろう。

 であればその時点で、ユリアが南斗六聖拳になることが確定したことになる。)


 或いは、リュウガ・ユリア兄妹の他にも、南斗正当血統を継ぐ候補者が何人かいて、その中からユリアが選ばれたということだろうか?

 なるほど、それなら、選ばれたのはユリアだという事実を秘密にする、というのはあり得る。

 しかし、だとすれば、複数の候補者の中から彼女が選ばれるのには、何か理由があったはずだ。


 要するに、ユリアは単に南斗正当血統の血を引くからというだけの理由で南斗六聖拳になったのではなく、他に何か選ばれる理由があったと考えざるを得ない。それは何か?


(後編に続く。)

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