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HOLLOW TESTAMENT (ホロウテスタメント)  作者: 山悠
打倒魔王! 編
76/85

第76話 魔王覚醒

ついについに!


ロッサが!!!


よかったら見てね!

ロッサの怒りが頂点に達した時。ロッサが魔王に覚醒したのである。金色の瞳にロッサの周りのオーラは一際激しく波打ちオーラを感じれない人までも感じとれるほど強大なオーラに膨れ上がっていた。それを見た魔王ディアが魔王とあろう者とは言えない程動揺をしながら言った。


「あ、あいつは今魔王に覚醒したのか?あいつの魔王化がこんなにも強大な力を持つとは!」


普段は大人しい魔王ディアが自分の目の前にいる格上の相手に恐れおののいている。そんな中ロッサは魔王ディアに言った。


「もう許さないぞ。お前だけは……お前だけは許さない!俺から奪ったものを返せぇぇぇ!」


ロッサは魔王ディアでも追えない速さで魔王ディアの顔面に一発パンチを食らわせた。その威力に魔王ディアは空中まで吹っ飛びしばらく飛ばされてしまっていた。


やっと体勢を立て直した魔王ディアの体はまるで時が止まったかのように固まっていた。魔王ディアに勝算は無いに等しいのだ。どうやっても魔王化したロッサに魔王ディアは適わないと悟ったのだ。


すると遠くからとんでもない速さで接近してくるロッサの姿がそこにはあった。魔王ディアを倒す事しか考えていなそうな表情のロッサは一瞬で魔王ディアの背後に背中を合わせて止まった。そして魔王ディアに言った。


「お前はどれだけ罪もない人々を殺してきたんだ?」


魔王ディアは固まって動けないでいる。そんな自分を奮い立たせるかのように魔王ディアが、雄叫びを上げロッサに向かって裏拳を打ち出した。見事ロッサの顔面に裏拳が当たったのだがロッサは微動だにしない。まるで効いていないのだった。


ロッサは振り返り魔王ディアを地面に叩きつけるように両手を一つに固め振り下ろした。魔王ディアは地面まで何万メートルあるか分からない距離を落ちていく。


「うぐっ!うわぁぁぁぁぁぁ!」


数分飛ばされていた魔王ディアはまるで隕石が降ってきたかのように地面に叩きつけられた。後から追いかけてきていたロッサは目の前に降り立つと言った。


「そんなもんか?お前の実力は。」


魔王ディアは立ち上がると体を少し前側に俯いたまま何故か笑っていた。


「くくくくく。俺も全力を出せる相手にようやく会えたようだな。」


そう呟くと魔王ディアはオーラを解き放ちまるで変身するかのように形を変えて行った。ロッサは魔王ディアの変身を待っている。ロッサは奥の手を出してきた魔王ディアをとことん追い詰めて倒すつもりなのだ。


「うおおおおおおおおおおおお!」


魔王ディアの体がどんどん巨大化していく。頭からは角が生えてきて黒く染め上がっており体は首から下の胴体は人の体の様だ。足は動物で言う馬のような蹄が付いている足。手先の爪は鋭く伸びており手も巨大化している。数分待つこと魔王ディアの変身ショーに付き合ったロッサは呟く。


「ふん。やっとか。やっと最高のお前を叩き潰せる。」


そう言うと巨大化した魔王ディアが言った。


「はっはっは!この姿を見たのはお前が初めてだ!そして!お前が最後だ!」


魔王ディアは大きい腕を動かし横手でロッサにチョップを入れる。それをロッサは片手で止め魔法で剣を作り魔王ディアの腕を切断した。


「ぬわぁぁぁぁぁ!」


大声で叫び出す魔王ディアはとても痛がっていたがすぐさま斬られた腕を再生させた。


「へぇ。再生することができるのかぁ。とことんやってやる。」


そう言った後のロッサは圧倒的だった。高速で移動し魔王ディアの節々を折っては次の箇所を折ってを繰り返し永遠と言える苦痛を与え続けていた。魔王ディアはずっとその攻撃を食らい続けると嘆き始めた。


「もうやめてくれ!」


それを聞いたロッサが魔王ディアに言う。


「そう言ってお前は何人殺したんだ!」


魔王ディアは一瞬止まったロッサに掴みかかり大きな手で包まれてしまったロッサ。魔王ディアは息を切らしながら言った。


「やっと捕まえたぞ!さあこれからゆっくり握りつぶしてやるからな!」


すると魔王ディアはゆっくり力を込め始めるが中々手応えが感じられない。ロッサの体は魔王化によりとてつもなく頑丈になっていて魔王ディアの腕力でも潰れない体になっていたのである。魔王ディアは懸命に力を込める。


「この!この!なんでだ!」


するとロッサが掴まれている腕を力づくで押し広げ脱出して魔法を放った。


「グラビティプリズン」


この魔法は対象の空気中の重力を操作し、まさに名前の通りに激しい重力の重さで動けなくさせ痛みを感じさせる牢獄のようなロッサのオリジナル魔法なのだ。


魔王ディアは重力に潰されて行く。その姿をロッサは表情を変えずに見つめていた。一段、また一段と重力を上げていくロッサ。魔王ディアは苦しみながら言ってきた。


「た、助けてくれぇ。俺が悪かった。謝るから。」


まだ命乞いをしてくる魔王ディアにロッサは戦う気が失せたのかグラビティプリズンを解除して言った。


「人々を殺し回って自分がいざやられる立場になったら命乞いか。しょうもない奴め。お前は孤独の空間で一人自分の犯した罪を償え!」


するとロッサは先程魔王ディアにやられた魔法を魔王ディアに向けて放った。


虚無破断(きょむはだん)


そうである。ロッサが魔王ディアに虚無空間に飛ばされた魔法である。その魔法をロッサは丸々コピーして自分のものにしたのである。


「ちょっと待ってく……」


魔王ディアはロッサの虚無破断で虚無空間という無の空間に飛ばされた。倒す価値も無いと思ったロッサはその空間に魔王ディアを閉じ込めた。魔王ディアとの戦いはロッサの勝利で終わりを迎えたのである。そして天界ハーニバルから微かな魔力を感じ取ったロッサはすぐさま天界ハーニバルへ向かうのだった。


「あんなロッサ見たことないよ」


次回へ続く……



なんか魔王ディアが弱っちく見えるほどロッサが強くなっちゃった笑


次回もお楽しみに!

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