表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
HOLLOW TESTAMENT (ホロウテスタメント)  作者: 山悠
打倒魔王! 編
75/85

第75話 抵抗

ロッサ早く来てくれぇぇぇぇぇぇ!!


どうなるんでしょう!


よかったら見てね!

急いで天界ハー二バルに空間転移で飛んで行ったロッサは驚くべき光景を目にする。


そこにはズタボロの雑巾のように横たわっている天使達がいたからだ。皆瀕死の状態でそこに横たわっている。治療している暇は無い。ロッサは遠くの方で戦っているであろう魔王カイス達に加勢しようと急いでその場を後にした。


マナ「これでどうだぁぁ!!」


マナは数々の魔法を魔王ディアに向けて放つが魔王ディアにはまるで効いていない様子だった。


グローリが近接戦を挑むと一方的に攻撃されグローリは防御するので精一杯で攻撃が出来なかった。


遠距離でアリッサが弓で支援攻撃をするもアリッサの放つ矢は魔王ディアの硬い皮膚に弾かれる。魔法の矢にして攻撃をしてみるが魔王ディアには全くと言っていいほど効いていなかった。


アリッサ「くそ!私の攻撃が効かない。どうしたら……」


アリッサの攻撃の手が止むと鬱陶しかったのか魔王ディアはグローリへの攻撃をやめてアリッサに向かって飛んできた。その一瞬の速さにアリッサは反応できなかった。魔王ディアの右手がアリッサを襲う瞬間。魔王カイスが止めに入った。


カイス「よくも部下達を!許さん!」


魔王カイスは怒っているが果たして自分が魔王ディアに勝てるのかどうか心配でならなかった。心の中でそんな葛藤をしていた魔王カイスの隙を見抜いたのか魔王ディアは止められた手を振りほどき魔王カイスの翼を引き裂いた。


カイス「うぎゃぁぁぁぁ」


あまりの激痛に魔王カイスはその場で叫び声を上げながら蹲る。魔王カイスの唯一の長所である空中戦の羽が魔王ディアによって引き裂かれたので戦う手段が減ってしまった魔王カイス。魔王カイスは痛みを堪えながら立つと腰にぶら下げている剣を抜いて魔王ディアに攻撃を仕掛ける。フラフラになりながら剣で攻撃をする魔王カイスは魔王ディアには適わなかった。魔王ディアは「つまらん。」と呟くと魔王カイスに平手打ちをしてはじき飛ばした。


カイス「きゃあ!」


魔王カイスはその平手打ちがいい所に入ったのだろう。そのまま気絶をしてしまった。


邪魔者がいなくなったと思ったのか再度アリッサの方へ魔王ディアが向かおうとするとマナとアリッサが協力して大きな魔法の矢を作っていた。マナの雷属性の魔法と光属性の魔法の合成魔法ライトニングスピアをアリッサに移しそれを矢のように巨大な魔法の弓から魔王ディアに向けて狙っていたのである。


マナ「行くわよ!アリッサ!」


アリッサ「あぁ!分かっている!」


超巨大なその魔法攻撃を二人は協力して放った。


二人「ライトニングアロー!!」


ズドンと大きな重低音を響かせながら放たれたその強大な魔法は魔王ディア目掛けて飛んで行ったのである。魔王ディアは避けようとしたが何故か体が動かなかった。なんと、グローリが身を呈して魔王ディアの背中に回り込み背中からその強靭な体で魔王ディアを押さえ付けていた。魔王ディアは振りほどこうとしたが流石に巨大な魔法が飛んできている中振りほどくことは出来なかった。


ズドーーーーーーーーン


二人の放った強大な魔法は見事魔王ディアに命中した。もくもくと煙が上がり二人は魔王ディアがどうなったのか確認しようとジリジリ近づく。そしてマナが言った。


マナ「やったかしら。」


すると急に強い風が吹いて目の前にいる魔王ディアとグローリの姿が露になった。二人で放った魔法は見事魔王ディアの肉体を貫通し腹に大きな穴を開けることが出来たのである。その反面グローリの体にも大きな穴が空いてしまったのだ。意識を失いかけているグローリが言う。


グローリ「おめぇら……良くやったな……」


グローリはそう言い残すとその場に倒れた。


一方魔王ディアの方だが下を向いて動かない。何をしてるのか確認しようにも魔王ディアはそこに立っている。何をしてくるのか分からない。そう思った矢先に魔王ディアが顔を上げてニヤッと笑うのだった。そして言った。


ディア「よく俺の体に穴を開けてくれたなぁ。褒めてやる。だがな、この程度でこの俺は倒せねぇよ。」


そう言うと魔王ディアは全身に力を込め腹に空いていたはずの穴をいとも簡単に塞いでみせた。それを見たマナとアリッサは恐怖のどん底に叩きつけられた。


マナ「う、嘘でしょ私達の最大の魔法が……」


するとアリッサが隣で叫ぶ。


アリッサ「マナ!逃げるんだ!」


アリッサがそう言うと魔王ディアが目の前に移動してきていた。あっという間にアリッサが吹っ飛ばされ壁に叩きつけられる。


マナ「アリッサぁぁぁ!」


マナはアリッサが吹っ飛ばされた瞬間魔王ディアから間を取ろうと後退しようとしたが一瞬で首元を掴まれ片手で上げられていた。


ディア「ここまでか?面白かったのになぁ……」


魔王ディアは徐々に首を締め付ける力を強くして行った。マナはそれに抗いながらも魔王ディアに言う。


マナ「そんな簡単に勝ったと思わない事ね!ロッサは……ロッサは必ず帰ってくるんだから!」


魔王ディアは不敵な笑みを浮かべながら否定をした。


ディア「それは無理だな。虚無世界に飛ばしちまったんだ。どう足掻いても戻って来れねぇよ。」


マナは薄れゆく意識の中遠くから走ってきている人影が見えた。その姿はロッサの姿だった。それを確認するとマナは魔王ディアに首の骨をへし折られその場に投げ捨てられた。魔王ディアが走ってきたロッサに一言言った。


ディア「どうやって戻ってきたんだお前。だがまぁ、お前のお仲間はもう全滅だがな。」


ロッサは辺りの状況を確認すると目の前に首の骨を折られて横たわっているマナの姿。体に大きな穴を開けて倒れているグローリ。頭から血を出して横たわっているアリッサを確認するとロッサの怒りが頂点に達した。


ロッサ「うぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」


今まさにロッサの体に異変が起こる。オーラが数倍。数十倍。数百倍に膨れ上がり目が金色に輝きオーラの嵐がロッサを包み込む。


ロッサに一体何が起こったのか魔王ディアは汗を垂らしながら少し震えていたのだった。


マロン「ついにこの時が……」


次回へ続く……






















うちのヒロインがぁ…


ロッサにも何か起こるし!


見逃せないぜ!


次回もお楽しみに!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ