表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
HOLLOW TESTAMENT (ホロウテスタメント)  作者: 山悠
修行の旅 編
40/85

第40話 力の無さ

魔王ロックハートへ進み出すロッサたちであったのだ!!


良かったら見てね!

ヴァンパイアの村で休息をとったロッサ達は村を出た。


まだまだ先の長い険しい道のりがロッサ達を襲う。


流れの早い川がでてきたり、急に岩の壁がでてきたり。

はたまた魔物がわんさかいるような場所に着いてしまったり、まるで意図的に仕組まれているのではないかと思うくらいに大変な道のりだった。


ヴァンパイアの村をでて一日と数時間後。


町全体が現代でいうイギリスっぼい町並みで異国の地という感じがしてとてもヴァンパイアの町らしい所だった。


町に入ろうとすると一人の女ヴァンパイアが声をかけてきた。


女「ようこそ。ヴァンパイアの町カストロへ」


女はそう言うと町の奥にある城の方へと案内してくれた。


ロッサ「な、なんか怖いくらいスムーズに進んでるんだが。」


マナ「魔王がなんか企んでるんじゃない?」


アリッサ「それはあるな、罠かもしれん。気をつけよう。」


グローリ「意外と超ウェルカムだったりしてな!」


そう言いながら城の前まで案内されたロッサ達は異様な静けさを感じとっていた。


マナ「な、なんか嫌な予感がするだけど。」


マナがそう言うと先行していた女は立ち止まり振り返ってこう言った。


女「ここであなた達には死んでもらいます。」


その言葉と共に一瞬にして辺りを囲まれてしまったロッサ達。


大勢のヴァンパイアが周りにいるがロッサは落ち着いていた魔力探知で個々の能力を見てみると冒険者で言うとA+ぐらいの実力の戦士たちだった。


だが、今のロッサ達は一応冒険者で言う所のSランク。


大勢対四人と二匹では多勢に無勢かと思われたがそんなことは無かった。


ロッサと、グローリが特攻していき、マナとアリッサがそれぞれ後ろから援護する形で気絶させていった。


数分足らずで大勢のヴァンパイアを倒したロッサ達はこのまま城の中へ入っていった。


城の中へ入ると更に大勢のヴァンパイアが待ち構えていた。


ロッサ「よっしゃぁぁぁ!やるぞぉぉぉぉ!」


三人「うおおおおおおおおおおおお」


全力でいくロッサ達はえげつないスピードでバッタバッタとなぎ倒し、全員無力化していった。


ロッサ「よし!終わった!」


すると天井からロッサに向け剣を持った何者かがロッサを斬ろうとした。


ロッサはすかさず剣を抜き剣を受け止めた。


???「さすがだな。私を倒そうとしているだけはあるな」


剣を引き後方に下がる謎の男は名乗った。


???「我の名は魔王ロックハート!!夜の帝王にしてヴァンパイアの王だ!!」


ロッサ「あ、あなたが魔王ロックハートか!!」


マナ「あれが私と同じヴァンパイア……」


アリッサ「すごいオーラだな本当に魔王の中でいちばん弱いのか?」


ロックハート「人聞き悪いな君達。私は魔王だぞ!そこらへんの冒険者と比べないでくれるかな」


予想以上のオーラにロッサは少し驚いていた三番目の強さを誇る魔王ゾールと良い勝負をしていたと思っていたからだ。


この時になってロッサは分かった。


魔王ゾールは力を抑えながら戦っていたことを……


ロッサ「僕は自分で勝手に強いと勘違いしていたのか……」


ロッサは自分を卑下した。


するとロッサは魔王ロックハートに戦いを申し込んだ。


ロッサ「魔王ロックハート!僕と勝負をしろ!!」


ロックハート「いいだろう。少し退屈していたところだヴァンパイアの王の力見せてやろう。」


魔王ロックハートの武器はレイピアのような細い剣だ。


それに対しロッサの剣は少し重い日本刀のような剣だ。


ちゃっかりレアな金属を使って自分専用の武器を魔法の鍛治台で作っていたロッサだった。


ロッサは最初から全力で魔王ロックハートに向かっていった物凄いスピードで動き魔王ロックハートを押していくロッサだが魔王ロックハートは余裕そうな笑みを浮かべていた。


ロックハート「そんなものか。人間の中では一番かもしれないが魔王と戦うにはまだまだみたいだな。」


軽く受け流されるロッサは受け流された力をまた更に流れるように太刀筋に力をためて魔王ロックハートに斬りかかった。


ロッサ「あ、当たった!!」


ズバッと一太刀入れることができたロッサだったが、魔王ロックハートの傷はすぐに癒えた。


ロックハート「よく当てたな。褒めてやろう。だがヴァンパイアに普通の剣は効かないよぉ。」


ロッサはまた懲りずに攻撃を続けた。


マナ「ロッサも凄いけど、魔王ロックハートも凄い。これで最弱って魔王どれだけ強いのよ!」


グローリ「こりゃ、俺達また適わねぇな。」


アリッサ「む、無念」


話していると、ロッサが吹っ飛ばされていた。


ロックハート「君もやるけど、うん。今日はここら辺で終わりにしようか。」


ロッサ「ど、どういう、こと?」


ロックハート「ゾールから久しぶりに連絡があってな。近々そっちに強者が現れるからボコボコにしてやれって言われてな。それと、鍛えてやれとも言われたな。」


すると、ロックハートはほかの三人の方を向いてこう言った。


ロックハート「君達は3人がかりでかかってきなさい。」


三人は息を整え、魔王ロックハートに向かっていった。


グローリの剣は効かず、アリッサの弓も効かず、唯一効いたのはマナの魔法ぐらいだった。


マナ「私の最大威力の一発で多少のダメージか。」


ロックハート「まあ、でもすぐ治るんだがね。」


マナは魔力が底をつきその場に倒れた。


ほかの2人も頑張って攻撃を続けたがすぐにやられてしまった。


ロックハート「これは鍛えがいがありそうだな。ロッサと言ったか?次から毎日私と戦いの日々を送ってもらうぞ。イイな!」


ロッサ「は、はい!」


ボコボコにやられたロッサ達はひとまず一日休み魔王ロックハートと戦う毎日を送るのであった。


マロン「意外と武闘派なんだなぁ。」


次回へ続く……








まさか、魔王ゾールが、手加減してたなんて。


やっぱり魔王は強いですね。


次回はどうしましょ


お楽しみに!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ