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HOLLOW TESTAMENT (ホロウテスタメント)  作者: 山悠
旅立ち編
26/85

第26話 新たな仲間

ロッサ達に一大事が!!


良かったら最後まで見てね

ダークエルフ化したエルフ達と戦闘を始めたロッサ達。

武器は預かると言っていたが、多分隠されているだろう。

ロッサはまだしもグローリとマナは近接戦闘の経験があまりないらしくまともに戦えるか不安がっていた。


マナ「ちょ、ちょっと素手で戦うの?無理無理無理。私は魔法専門ですからァ!!」


グローリ「素手はあんまり得意じゃないんだがなぁ!やってみるしかねぇ!!」


ロッサはロウガにマナを守れと命令をした。


ロウガは大きくなるとマナの前に立ちダークエルフ達を威嚇した。


ロッサ「いいかい皆!殺しちゃダメだよ!」


マロン「みねうちってことだね。」


キアム「さぁ!お前たち!邪魔者を消せ!!」


キアムの号令で襲いかかってくるダークエルフ達は物凄い勢いでこちらに向かってきた。


ダークエルフ達「うおおおおおおおおお」


そんなキアムを見てみるとキアムは杖を持っており、魔法鑑定で見たところ精神支配とダークエルフ化を促す魔法の杖であることが分かる。


ロッサ「その杖でエルフ達を操っているのか!」


キアム「そうだ!魔王様から貰ったこの魔法の杖でここの住民は全て私の手中にあるのだ!!」


すぐさま杖を折らなければと思ったロッサは空間転移でキアムの前へ一瞬で移動し、杖を奪い取り一気に折ってしまった。


そうすると、精神支配から解かれたダークエルフ達は皆倒れ込みダークエルフ化も次々と解かれていった。


キアム「な、なんだと!私の杖がぁ!!魔王様の杖がぁぁぁぁぁ!!」


ロッサ「これでも喰らえ!!」


そう言うと、ロッサは握り拳を作りキアムが死なない程度に思いっきりパンチをした。


キアム「ぐはぁぁぁぁ」


一発で気を失うキアム。


キアムを縄で縛り、隠されていた武器を探し出しエルフ達が起きるのを待った。


数分するとエルフ達は次々と起き初めどういうことか自分たちは何故広場で寝ていたのか訳がわからずにいた所をロッサ達は懇切丁寧に説明した。


???「その話本当か?」


声のする方へロッサは顔を向けた。


するとキアムより年上そうで落ち着いた雰囲気の女エルフが話しかけてきた。


すると彼女は本当のこのエルフの集落の長だという。


???「申し遅れた。私の名前はエリー。この集落の長じゃ」


ロッサ「ほ、本当の長?本当に?」


ロッサは少し疑ったが軽く笑われエリーに落ち着かされた。


エリー「先程の話が本当ならばこの集落全体でお礼をしなければならないな。」


そう言うと更に別の声が耳に響く。


???「その話は本当です。エリー様!キアムの奴が魔王様に貰った杖でエルフたちをダークエルフに変え、操っていたのです。」


ロッサ「君は……」


弓矢を担いだエルフが林の奥からやってきて名前はアリッサだと名乗った。


アリッサ「私は森の中で採取をしていたんだが運良くキアムの洗脳から免れたのだ。長よ、その方たちの言うことは本当です。」


エリー「そうか……それではキアムを牢に入れよ。キアムは、こちらでなんとかするでな。」


アリッサの言うことを聞くと、次の日まで待って欲しいと言われその日の晩はすぐ寝てしまった。


次の日、朝から騒がしいと思えばなんと宴が開かれていた。


アリッサ「長から洗脳から解かれたお祝いとロッサどのの活躍で集落を助けてくれたお礼として今日は一日中パーティだそうだ。」


そう言うアリッサに連れられエリーの元へ連れられてきたロッサ達は改めて感謝をされた。


エリー「今日は一日中宴じゃ。飲んで食べて言ってくれ。」


ロッサはこの世界の住人は宴が好きだなと思ったが、ロッサも宴が好きなので思い切り騒いだ。


その途中で集落一番の弓の使い手だと言うアリッサとも仲良くなった。


アリッサ「そうか旅をしながら冒険者をしているのか!」


ロッサ「そうさ!中々楽しいよ!」


アリッサ「いいなぁ、私は生まれてこのかたこの集落を出たことがないのでな。外の世界を知らないのだ。何度か行ってみようかと思っていたが中々勇気が出なくてな…」


ロッサは少し考え、アリッサに自分達と一緒に旅をするかと誘ってみた。


するとアリッサは目を輝かせながら「行くぞ!」とすんなり着いてくることにしたのだった。


そんなこんながあって次の日……


エリー「もう行くのか?」


ロッサ「はい!ここでの用はもう済んだので、ずっといてもお邪魔だろうし、なんせ僕らは冒険者ですよ!旅をしないと!!」


グローリ「ははっ!そうだなっ!」


マナ「な、なんか女の子が一人増えてるんですけど……」


アリッサ「よ、よろしくね。」


集落を出ようとした時エリーから忠告を聞かされた。


エリー「キアムを尋問したところ、この地に降り立つであろう人間を迎え撃てという命令をされたらしい。ま、それを吐いた瞬間キアムは死んだが。気をつけるんだぞ!魔王はお前達を何故か警戒しているようだ!」



ロッサ「また魔王か……忠告ありがとうございます。」


それぞれ挨拶をすると集落全体で見送ってくれた。


転移門で無人島に戻ってくるとエルフの集落に行く時に海に落ちかけた話をアリッサにしたら。


アリッサ「周辺に魔法石がありませんでした?」


ロッサ「海にぴょこんと出ているあの岩のこと?」


アリッサ「そうこれこれ。この岩に魔法の矢を撃つと…ほら、橋がかかりましたよ!」


ロッサ達は顎が外れるくらい絶句した。


魔法の橋がかかったのである。


まさかこんな方法があったとはと呆れるロッサ達はまた新しい仲間を加え旅に出るのであった。


マロン「新しい仲間はエルフかぁ」


次回へ続く……







新しい仲間もゲット!!


魔王の名前がまた出てきましたね。


気になる。


また見てね!

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