警戒
目がさめ寝袋から起き上がり、テントから外に出るとちょうど昼時だったのか皆が昼食を取っていた。
「なんじゃ、腹が減って起きてきたのか?」
と、チーナが最初に気づきそう言うと全員がこちらを向いた。
すると、エーデルが手招きをするので近づき地べたに座った。
そして、朝とおなじ携帯食糧と暖かいコーヒーの入ったコップを渡された。
神威はコーヒーをすすり携帯食糧をかじった。
「少ないだろうが我慢してくれ。他の物を積むために食料は減らすしかなかったんだ。飛行場を奪還出来たら美味いものが食えるはずだから。」
エーデルが申し訳なさそうにそうに言った。
「大丈夫です、このくらいならなんともないですから。」
「そうか?それならいいんだが。・・・そうだ。食べてすぐだが、ミカエラと一緒に偵察してきてくれないか?昨日の他とは違う車両が気になるからな。」
「分かりました。行きましょう、ミカエラさん。」
ミカエラは少しこちらを睨んでからため息をついた。
「ハァ、お嬢様の命令ならば仕方ないですね。分かりました。」
そう言って立ち上がり、一人でスタスタと先に歩いていったため、神威はミカエラの後を着いて行った。
森の中をミカエラに着いていきながら進むと、ミカエラが立ち止まった。
「ここです。ここから見えるあの倉庫に入っていきました。」
そう言って指をさしながら双眼鏡を神威に渡した。
神威は渡された双眼鏡を覗き込み、ミカエラの指さす方向を見てみるが、倉庫の扉は閉まっていて確認することは出来なかった。
「ダメですね、扉が閉まってて分かりませんね。」
「しょうがないですからここであの扉があくまで待ちますよ。」
「え、待つんですか!?」
神威は驚いたように言うと
「私だってあなたと二人きりなんて嫌ですよ。ですが、お嬢様が確認するようにとおっしゃられたのですから確認するまでが任務です。」
「そ、そうですか。」
「それじゃぁその双眼鏡返してください。三脚で固定してしまうので。」
「あ、どうぞ。」
そう言って返すとミカエラは双眼鏡を奪うように取った。
双眼鏡を手馴れた手つきで固定した。
そこからはどちらも何もしゃべらず気まずい雰囲気になった。
投稿を二回休んでしまい申し訳ありません。
この先、投稿が不定期になり毎週金曜日に上げることが出来なくなります。
申し訳ありません。
ですが、完結はさせますのでどうかよろしくお願いします。




