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メリット

作者: りゅう

『人は 人と付き合うとき

意識的、もしくは無意識的に

自分にとっての利点

つまり、メリットを要求している』


そんなことをいわれた

あくる日の朝

いつもと変わらぬ朝日が

目に染みる


毎週の出来事

また あの少年がやってくる

大きな声とともに

「遊ぼう」

僕は 知っている

彼と遊ぶことは

労力だけしかもたらさないことを

メリットはあるのだろうか?


いつもより

注意深く観察

でも やっぱり

疲れるだけ


ああ

何で俺、こいつと付き合ってんだろう


夕日が見える頃

ようやく帰る


「今日はありがとう

また、遊ぼうね」


輝く、笑顔


ああ、そうか

メリットなんて探さなくたって

ここにあるじゃないか

この純粋で

でも、時々はあまりに輝かしくて

目を背けたくなる程の

とびっきりの笑顔

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