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戦神神話  作者: 鈴神楽
世界の車窓から
52/68

魔獣が護る施設

ヤオ達の前に複数の攻撃能力に特化した魔獣が立塞った

「今回はバイダー線のボルボッサ砂漠のオアシス、ボルサに向かう車窓から」

 何時もと変らない様子で『世界の車窓から』の原稿を書いていた筈のヤオに、白牙が言う。

『何か気になることでもあるのか?』

 その言葉にヤオが頬をかいて言う。

「解る?」

 頷く白牙。

『お前とは、二百年以上一緒に居るんだぞ?』

 ヤオは、地図を広げて見せる。

「ボルボッサ砂漠に不自然な施設が存在するんだよ。トウヨコ鉄道からも離れているんだけど、あちきの感覚にやたら引っ掛る。一番の問題は不自然な物の流れがあるんだよ」

『どう言う事だ?』

 ヤオは、後ろの貨物車両を指差す。

「観光の街、アーカルサから、大量の荷物がこの先の町、ボルサに運び込まれて、そのままその施設に、運ばれているふしがあるの」

『観光の街から大量の荷物か、不自然だな。心当たりがあるのか?』

 ヤオは頷く。

「あそこには錬金珊瑚の養殖場があった。そこから大量の荷物が運び込まれて居るとなると、答えはそう多くないよね」

『兵器工場の可能性が高いというわけだな?』

 頷くヤオ。

「しかし、あんなに大量な錬金珊瑚を使って作る兵器って、なんだろうね?」

『一番可能性が高いのは、人工魔獣じゃな』

 その回答は窓の外から聞こえた。

 ヤオと白牙が窓の外を見ると、鉄道と併走する空駆馬に乗る新狼と、その肩に乗る萬智亀が居た。

「狼打の依頼で、お前が気にしている施設を調査する事になったんだ」

『そこで出来ましたら、八百刃様にも、ご協力をお願いしたいのじゃがな?』

 萬智亀の言葉を聞いて新狼が怒鳴る。

「これは、俺の任務だ、神名者の力など、借りん」

 白牙が苦笑する。

『そう言う台詞は、お前の肩を治療している三頭狛がとれてから、言った方が良いぞ』

 歯軋りをする新狼。

「まー兵器の開発工場だとしたら、八百刃の仕事として、一度チェックしないといけないと思ってたから良いよ」

 あっさり答えるヤオ。

『ありがたや』

 萬智亀がそう言うが、新狼は前を見たまま言う。

「急ぐぞ!」

 そして目的地に向って跳躍する。

『まだまだ、ガキだな』

 白牙の言葉にヤオが苦笑する。

「子供なんだから仕方ないよ。特に複雑な両親を持ってるからね」



「絶対俺達だけで解決するぞ!」

 霧の中を進んでいく新狼が宣言する。

『それは構わないが、どうして空駆馬で、一気に目的地に行かないんだ?』

 不音蝙蝠が言うと萬智亀が言う。

『空駆馬が知っている場所なら即座にいけるがのー、知らない場所は、目視で認識した範囲しか跳躍出来んのじゃ。この霧では、地道に進んでいくしかないのじゃ』

「こんな霧は、打ち払ってやる!」

 新狼が空狼剣を抜こうとするが、萬智亀が首を横に振る。

『短気を起こしては駄目じゃ。ここで不自然に霧が晴れれば、相手も怪しむのじゃ。ここは確実に進むのが吉じゃ』

「でも、グルグル回ってるのに気付いた?」

 直ぐ後ろに居るヤオに、驚く新狼。

「どうして、お前がここに居るんだ!」

「理由は簡単だよ、貴方達がグルグル、ここを回っていたからだよ」

 ヤオは平然と答える。

『この霧は、魔獣の仕業と言う訳じゃな?』

 萬智亀の言葉にヤオは頷く。

「やはりこの霧を払うしかないな」

 新狼の言葉に、ヤオが言う。

「最初に言っておくけど、貴方の力だと無理。この霧は、かなり脱出方法を明確に作ることで、その他の条件には強くしてあるから」

「やってみなければ、解らないだろう」

 新狼が、手を天に向ける。

『時空神新名と狼打の血を引きし我が求める、空間を切り裂く狼なりし剣を我が手に、空狼剣』

 新狼は手の中に生まれた空狼剣を大きく振る。

 一瞬、霧が晴れる。

「どうだ、これが俺の力だ!」

 新狼が胸をはって自慢している間に、再び霧が周囲を覆う。

「散らされる事を前提に、復旧まで考えて構成するのは、常識だけど、想像しなかった?」

 ヤオの言葉に、何も言えない新狼。

『八百刃様はどうするのじゃ?』

 萬智亀の言葉にヤオが答える。

「相手はこの霧に幻を投影させて、相手を混乱させる事を目的としているの。逆に混乱しない人間は普通に出れるよ」

 そのまま歩いていくヤオ。

「神名者が、俺の破れなかった霧の回廊を、破れる訳が無い!」

 新狼が宣言する。

『まー、わしらも試そうじゃないか、霧の回廊の試練を』

 萬智亀の言葉に頷き、霧の回廊を進む新狼であった。



 霧の回廊を進むヤオの前に、汚く、自分の欲の為だけに戦う、人間の幻が無数に現れる。

「なるほど、自分の信じるものと逆の物を見せて、相手を絶望させる。なかなか捻くれた性を持った魔獣だね」

 ヤオは全く動ぜず、そのまま霧を抜け出す。

『この魔獣も無駄な事をしたものだ。ヤオは、自分の理想通りの人間しかいないなんて、夢想を持っていない。理想や信念から離れた人間が居たら、それを正すのがヤオの仕事なんだからな』

 頷くヤオ。

「正直、この魔獣はあまりほっておきたくないね、滅ぼしますか」

 ヤオは白牙に右手を向ける。

『八百刃の神名の元に、我が使徒に力を我が力与えん、白牙』

 ヤオの右掌に『八』の文字が浮かび、白牙が刀に変化する。

「内側からの攻撃には強いかもしれないけど、外からの攻撃にはどうかな?」

 その時、ヤオが大きく跳び避ける。

『魔獣の反応が複数だ!』

 ヤオが白牙の言葉に頷きながら振り返ると、輝石を体中に埋め込んだ、龍の姿があった。

『我が名は、輝石龍キセキリュウなり、許可無き者は、消えよ!』

 全身の輝石から無数の光弾を打ち出してくる。

 ヤオは、それらを紙一重の所でかわす。

『なんだ、この攻撃力しか無い魔獣は!』

 白牙の言葉に、ヤオが言う。

「研究成果じゃないの?」

 次の瞬間、地面がめくれ上がり、巨大な斧が、ヤオの足元から天を目指す。

 ヤオは、その斧と白牙を故意にぶつけて、その反動で大きく飛びのく。

『よく避けた。我が名は、地砕斧龍チサイフリュウ

 その言葉にヤオは、二体の魔獣の位置からは、反対側を見る。

「いったん、逃げたいけど」

 足元の石を思いっきり蹴って、そこに飛ばす。

 凄まじい爆発が発生する。

『我が罠に気付くとは、大したものです。私は、爆陣蜘蛛バクジンクモ

『二体の規格外の戦闘力を持つ魔獣から逃げようと、攻撃の来ないところに向えば、見えない爆発の陣を組む魔獣か。念がいっているな』

 白牙の言葉に、ヤオが頷く。

「さてさて、さすがのあちきも、こんな魔獣相手に瞬殺は、不可能だね」

 肩を竦め、振り返る。

「新狼くんは、あの霧の中の魔獣に勝てると、良いけど?」

『信じろ、あれは狼打の息子だ』

 白牙の言葉に頷くヤオ。

「戦闘向きじゃない新名の性格しか、ひいてなかったらやばいけど、狼打の血がそんなに弱いとは、思えないもんね」

 ヤオは、並みの魔獣数匹分の戦闘力を持つ、魔獣三体と向かい合う。

「さて行きますか」



 ヤオが激戦を繰り広げている中、新狼は幻影と相対していた。

『狼打、貴方さえ居れば他は何も要らない』

 そう狼打にしだれかかる新名の姿に、新狼が怒鳴る。

「新名様はそんな事はしない!」

 空狼剣で、その幻影を切り裂く新狼。

 しかし、直ぐに新たな幻影が現れる。

『ボウズ、幾ら幻影切っても、無駄だぜ!』

 不音蝙蝠がそう言ってたしなめるが、新狼は半狂乱になって幻影を切り裂き続ける。

『どうしたんだ?』

 不信に思う不音蝙蝠に、萬智亀が言う。

『簡単だ、もしかしてと思っていることが、目の前で行われているからじゃ。違うと否定したいが、もしかしたらと思う心に押し流されない様、ああやって、剣を振るっているのじゃ』

 目の前の幻の風景を、切り裂き続ける新狼。

『しかし、ああやっている間は、この霧の回廊からは抜け出せないんだろう?』

 不音蝙蝠の言葉に、萬智亀が頷く。

『そうじゃ。ここは八百刃様の助けを期待するしかないの』



 ヤオは、無数とも思える光弾を避けながら、爆発が起こったところにゆっくり進む。

「戦争に使うには、もう少し、絞込みが必要だね。これじゃ味方も巻き込むから、意味無いね」

 比較的冷静に、相手の攻撃を判断するヤオの足元から、再び巨大な斧が襲ってくる。

 しかしヤオは、それすらもあっさりかわす。

「地面の下を隠れて移動できても、斧を振り上げる時に振動を発生させてたら、効果半減だね」

『我々の攻撃を避け続けるだと?』

『次は当てる!』

 輝石龍と地砕斧龍が必死に攻撃を続ける。

 そしてそれが、本来は、踏み入れないはずの爆陣蜘蛛の陣地の近づく行為だと、二匹は気付かない。

「さて、そろそろ終わらせますか」

 ヤオが笑みを浮かべる。



『八百刃様は、まだか?』

 萬智亀が、軽く苛立ちを籠めて呟く。

 その前には、ひたすら空狼剣をふり続ける、新狼が居た。

「消えろ、幻影!」

 幻影を切り裂き、消した先に現れたのは今までとは違い、狼打、単独だった。

『私は、八百刃様を信じる』

 その言葉に新狼が怒鳴る。

「何でだよ! 親父は新名様の、母さんの使徒だろう!」

 新狼の言葉に、狼打の幻影は言う。

『しかしその前に、八百刃様の信望者だ』

 その言葉に膝を着く新狼。

「それじゃあ、八百刃様が仕えるのを止めろって言ったら、俺や母さんの前から消えるのかよ」

 弱々しい新狼の言葉に、狼打の幻影が強い笑みで言う。

『俺は俺の意思で全てを行っている。誰かに命令されたからじゃない』

 その言葉に、新狼が戸惑う。

 そして脳裏に、一番古い記憶が、新狼が生まれた直後に聞いた、狼打の言葉が、甦る。

『俺は、俺の大切な者達、新名と、お前を絶対護り通す。俺が信じる八百刃様の名にかけて』

 新狼は立ち上がる。

 目の前に居る狼打を見て、新狼が言う。

「お前は親父じゃない!」

 そして、再び現れる、狼打に媚びる新名を見ても、はっきり断言する。

「新名様と狼打の関係は、そんな甘い物じゃない!」

 その言葉と共に、目の前の霧が晴れていく。

 そしてその先ではヤオが、全身から光弾を放つ、輝石龍と戦っていた。

「無事出れたんだ。だったらこいつお願い、あちきは残りの二匹を倒すから」

 そう言ってヤオは、輝石龍から大きく離れる。

『お前も侵入者か!』

 物凄い量の光弾に、怯む新狼。

『ここはひくべきじゃ!』

 萬智亀の言葉に、新狼は首を横に振る。

「そんな事は出来ない。ここで引いたら、八百刃に笑われる。それは、同時に未だに八百刃の信望者だって言い張る、狼打に笑われる事だ。新名様に仕える俺が、そんな事は出来ない」

 そんな新狼に、光弾がどんどん襲い掛かる。

『八百刃の神名の元に、我が使徒を召喚せん、三頭狛』

 ヤオの呪文に答え、今は二つ頭の三頭狛が現れると、更に分裂し、新狼の体を覆うように装備される。

『我が力は防御!』

 左側についた三頭狛の頭がそう吠えて、光弾を弾く。

『我が力は攻撃!』

 右側についた三頭狛の頭から放たれる炎の弾が、輝石龍を怯ませる。

 そして新狼が空狼剣を振るい、その首を切り落とす。

『我は、まだ死なぬ!』

 のたうつ輝石龍の首。

『往生際が悪いぜ』

 不音蝙蝠の固有振動波の破壊音波が、輝石龍を完全に消滅させる。



『少しは成長したみたいだな』

 白牙の言葉に頷きながら、ヤオが大きく横に跳ぶ。

『逃がすか!』

 地面から振り上げられる地砕斧龍の斧だったが、途中で大爆発を起こす。

『何をしている、ここは私の陣の中だぞ!』

 爆陣蜘蛛が叫ぶが、全ては後の祭りである。

 地砕斧龍の巨大な斧は、爆陣蜘蛛をものの見事に使い物にならなくして居た。

 爆陣蜘蛛が隠れる、地面の上に立ちヤオが言う。

「貴方の弱点は、陣を崩されたら、再び陣を張るまで無力だって事だね」

 ヤオは白牙で爆陣蜘蛛の急所を切り裂く。

『馬鹿な、我々が負けるとは……』

 逃げにはいる地砕斧龍。

 しかし、魔獣達が守っていた、建物の前に一匹の大きな猿が現れる。

 その猿の手には一匹の竜があった。

『使い物にならない奴、食う』

 その言葉通り、その猿はその竜を頭から食らう。

迷信霧竜メイシンムリュウ!』

 次は叫ぶ地砕斧龍の番だった。

 その猿は、地面に手を突っ込み、地面から、地砕斧龍を抜き出す。

『止めてくれ、食獣大猿ショクジュウダイエン!』

『役に立たない奴食っていい、言われてる。俺は力を手に入れる為、お前も食う』

 そのまま大猿、食獣大猿は、自分より大きな地砕斧龍を食らってしまう。

『何なのなんだ、あの化物は?』

 萬智亀が呻く。

 次の瞬間、食獣大猿の手が斧に変化して、地面を粉砕する。

「食べた魔獣の能力を吸収する。厄介だね」

 ヤオがそう言うのと同時に、食獣大猿の口から放たれた霧があたりを覆う。

 浮かんでくる幻影を無視しながら、次々に襲ってくる糸を避けるヤオ。

「邪魔な糸だ!」

 叫ぶ、新狼に糸が触れると、そこが爆発する。

「その糸に触れると、爆発するよ!」

 どんどん増える糸が、ヤオ達の行動範囲を狭める。

「下から来るよ」

 ヤオは軽く言うと同時に、地面から斧が襲ってくる。

『空駆馬、引き上げるのじゃ!』

 萬智亀の言葉に答え、空駆馬が、新狼を口に咥えて上空に上がる。

『霧で視界を防いだ上に、糸で回避行動を抑制した所へ、斧で攻撃。見た目の割には、頭脳プレイだな』

 白牙はまだ余裕がある声で言うと、ヤオが頷き言う。

「ここは、あいつに頑張ってもらいますか」

 ヤオは相手の気配を探り、そちらに手をやり唱える。

『八百刃の神名の元に、我が使徒を召喚せん、百姿粘』



 食獣大猿の前に、スライム、百姿粘が現れて、遅い動きで近づく。

『お前も食らう!』

 食獣大猿は、一切の躊躇もせず、百姿粘を食べ始める。

 その様子を見ていた新狼が言う。

「お前の使徒が食われているぞ! ほっといて良いのか?」

 ヤオは平然と答える。

「百姿粘の力は吸収した物の姿を真似ること。あの猿と同種の力だよ」

 その言葉に萬智亀が言う。

『なるほど同種の能力どうしでやりあった場合、力が強い方が勝つのじゃな。しかし勝てるかのー』

 その言葉にヤオは自信たっぷりな態度で言う。

「あちきは八百刃獣の力を信じるよ。だって、八百刃獣、一刃一刃が、あちきの刃なんだから」

 そんな中、食獣大猿が暫く呻いた後、普通の状態に戻り、ヤオに近づいていく。

『負けたんじゃないか?』

 不音蝙蝠がからかう様に言うが、ヤオは平然と言う。

「魔獣としての力も、コピーできる貴方は、これから百姿獣ヒャクシジュウだよ」

 その言葉に、大猿の姿をした、百姿獣が頭を下げる。

『ありがたき幸せです。八百刃様』



 ヤオと新狼は、魔獣達が守っていた建物の前に、立っていた。

「さてさて、これだけの魔獣が守って居た施設が、普通の施設って訳無いね」

 頷き萬智亀が言う。

『あれほどの魔獣を人工に作っていたとしたら、ほってはおけぬのー』

 新狼が空狼剣を突きつけて宣言する。

「この施設は、邪悪な目的で作られた施設に間違いない。新名様の名の下に、俺が滅ぼす!」

 そして進んでいく新狼に、ヤオも続くのであった。



 問題の建物の最奥で、一人の男が呟く。

「まさか、八百刃が来るとはな」

 暫く考えた後、男は一つの卵を撫でる。

「これの実験には、丁度いいかもしれないな」

○その他魔獣



迷信霧竜メイシンムリュウ

霧の夢幻回廊を生み出し、その中で相手を信じるものを打ち砕く事を、食事としている。

元ネタ:エアスト・ノインさんとhiroshiさんのミックス(大感謝)



輝石龍キセキリュウ

体中に埋め込まれた輝石から、無数の光の弾を放てる。

光の一発一発が物凄く、ハイレベルな攻撃である。

元ネタ:忍神さん(大感謝)



地砕斧龍チサイフリュウ

大地の中から、地を粉砕する斧を振り上げて攻撃する。

その攻撃力は絶大。

元ネタ:忍神さん(大感謝)



爆陣蜘蛛バクジンクモ

爆発を起こす、蜘蛛の巣を生み出す蜘蛛。

地面などに隠れ住んでいる。

元ネタ:忍神さんと梟さん(大感謝)



食獣大猿ショクジュウダイエン

食らった魔獣の力を吸収する大猿。

元ネタ:セリオンさん(大感謝)

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