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小高大学雑記録  作者: アッキ@瓶の蓋。


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11/29

ボランティア戦争 神社は可笑しな所

まぁ、内容を整理するとこう言う事である。



神社のボランティアを受けたのは、最初は小此木と鳥居本だったらしい。

けど、小此木は急な用事でいけなくなってしまった。冬海ふゆうみに関する用事なのだそうだが。

で、代理を立てることにした。

その代理と言うのが、山田だったのである。



「全く……。そう言う事かよ、くそ」



要するに、小此木は山田と鳥居本を2人きりにしたかったのであろう。なんともありがた迷惑な話だ。

しかも、今は状況が悪化している。



「で、浅尾。お前はなんでここに居る?」



鳥居本曰く、浅尾の件は全く持って知らず存せず、寝耳に水らしい。

そう聞くと浅尾は、



「ふふふ、血吐鬼。ぜんのうなるものの頭の中には、1067個の地雷ふれてはいけないものがあるんです。

血吐鬼、今言ったのはそのうちの1つに該当ヒットします」



「お前の頭の中は、地雷地帯か!」



浅尾の頭は、本当にどうなってるんだ?



「せ、先輩!」



と、そこで山田に声がかかった。相手は同級生にも関わらず、先輩扱いする鳥居本である。



「どうした、鳥居本?」



正直、山田は聞きたくなかったが、その気持ちを抑えて山田は質問する。



「私にもきちんとした、地雷はありますよ!」




「変な所で張り合うなぁ……」



鳥居本は懐から1枚の紙を取り出した。



「通販教育の力、今こそ発揮します!とりゃぁー!」



そう言って、鳥居本は紙を地面に叩き付けた。




その瞬間、紙は爆発して辺りに紙吹雪が舞い踊った。



なるほど。鳥居本がやっていた通信教育とは、マジックの通信教育だったのか。

山田はそう現実的に納得していた。けど、仮想的に理解してたあさおが居た。



「す、素晴らしい!これは神の所業か!」



浅尾はそう言いながら、紙吹雪で辺りに散らばった1枚を拾い上げる。



「確かに存在している。これは精神攻撃メタックじゃない、具現化ザ・マテリアル

まさか……こんな身近に、これほどまでの人材どうしが居たとは夢にも思わず!」




浅尾は紙吹雪を地面に捨て、鳥居本の手を取った。



「素晴らしいぞ、天使エンジェル……いや、神官ラオコーン

是非今度、この技、ぜんのうなるものにも伝授ギフトしてくれ!」



「い、良いよ?山田先輩を……取らないなら……」



赤い顔をして、鳥居本は小さくそう言った。



「ふむ!しかし、血吐鬼は前世から続くぜんのうなるもの半身わかつもの

そう容易く差し出す訳にはいかないな!」



「そ、そんな!」



「諦めるんだな、神官。その程度の技じゃ、我が相棒はんしんはあげられない!」



「まだです!まだ、私には仕込みが……!」



そう言いながら、黒い杖を出す鳥居本。

山田はその2人を見て、







































「お前ら、掃除しろ」




「「……はい」」




結局、紙吹雪でさらに時間をくってしまった。

でも、金は貰えたので良かったのか?

それは当人達にしか分からない。

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