ボランティア戦争 小此木からの指令
ある土曜日、山田は小此木に電話で命令されてとある神社に向かっていた。
お題:
神社 妖怪 地雷
土曜日。
山田は神社へと向かっていた。
「全く……。なんだってんだ、いったい」
体格の良いスポーツ刈りの男性、山田は今日は休日なため、楽な格好である。
安っぽい黒のTシャツと、動きやすそうなジーパン。まさに休日の格好である。
休日な今日、何故山田が神社に向かっているのかと言うと、小此木に電話をかけられたからである。
朝、山田が休日なので家に居ると、小此木から電話をかけてきた。
『よぉ、山田!小此木だ!
実は今日、神社でボランティアがあるのだが、我の代わりに行ってくれないか?
金はもらえるから、期待しろ!』
……とまぁ、そんな電話と共に山田は神社へと向かっているのである。正直、小此木の頼みを断るのは簡単だが、山田は断らない。
何故なら山田は……金欠だから。大学生は色々と金を使う場面が多いのである。
と、山田が長い階段を昇って神社に来ると、
「良く来たな、血吐鬼!私はあまりにも待ちくたびれすぎて、前世を垣間見たぞ!」
派手な装飾が白色のワンピースを着た中二病のクラスメイト、浅尾が居たのだった。
日本人にあるまじき金色の髪。右目が赤と左目が青のオッドアイの美少女。
いつもと違う服を着ているため、小柄な身体に似合わない胸を持ったスタイルが強調される。
そして、もう1人。
「今日はお手伝いありがとうございますね、山田先輩」
いつもと同じ巫女服姿の、鳥居本が居た。
今日はヘルメットをせずに、ポニーテールに鳥居の形の髪留めと言う動きやすそうな格好である。
(あぁ、なるほど)
山田は状況を理解した。
要するに、小此木にはめられたのだ。あの妖怪・仮面男に。




