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呟き屋  作者: MARK.TOMO
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1.宇宙妄想

子供のころは変わったことを考えていた覚えがある。

今は違うのかと言われれば今もそうなのかもしれないが。


例えば何をと言ったとき、最初に浮かぶのは「自分以外のまわりのすべては本当にあるものなのだろうか?」だ。

あるいは自分に見えているものと他の人が見ているものは果たして同じものなのだろうか。

そこに鉛筆がある。

長くて尖っている。先端は鉛筆削りで尖らせたものだ。

そう聞いて頭に浮かぶイメージ、映像は果たして共通のものなのだろうか。

誰かにはぐにゃぐにゃの何かだったりしないのだろうか。

そして例えば誰かにはぐにゃぐにゃの何かだったとしても何故か会話では修正されて同じものとして認識されたりしていないのだろうか。


こんな変わったことを考えているのは自分だけかもしれない。

ずっとそう思ってきたけれど、最近の小説や漫画の中に似たような考えのものがあるのを見て「自分だけじゃなかったんだなあ」と思った。

ジャンプ+で連載されている「ゴーストフィクサーズ」

自分が考えているのと同じような考えだけど、さらに発展形で壮大な物語になっている。


京都アニメーションの放火犯は確か「自分のアイデアを盗まれた」と言っていた。

つまり似たような考えの人間は少なからずもいる。

人口を考えれば必ずいると思ってもいいのかもしれない。


もとをたどると実は人間なんて一人しかいないとか、頭の中は共通なんじゃないかとか考えていたわけだから、他の存在を肯定してそれでいて考えが共有されているかもしれないと考えるのも、どこかしら似ているようなことなんじゃないかという気もしてくる。


でも科学の観点から考えると似たことを考え付く奴は必ずいるから最初に登録した奴が一番なってことになっている。

競馬とおんなじで鼻の差で一番が決まってしまう。

別におんなじことなんだからいいじゃんかとも思ってしまうが、金が絡むから妙なことになる。

いや、欲と言ったほうがいいのだろうか。


オカルト的というか都市伝説的にはちょっとずつ宇宙人の知恵を与えられているとか、あるいは忘れていた記憶をちょっとずつ取り戻しているという考え方もできなくもない。


子供のころこんなことも考えていた。

本当は人間は何もかも知っている。でも生まれた瞬間に忘れてしまうのだ。

そして死ぬときにまた思い出す。

仮にそうだとするとそんなことにどんな意味があるんだろう。


人間は実は死なない。何度も輪廻を繰り返し、生まれるたびに前の記憶を忘れているという話もある。

本当にそうなのかは死んだことがないからわからない。

本当に死んでいたらそれを誰かに伝えることもできないからいっそうわからない。

死にかけた人が奇跡的に意識を回復したらそれを見てきたという談話があるだけだけれど、それをもって本当かどうかは言い切れるものでもない。

そういう意味では信じるか信じないかはあなた次第。


さて前置きが長くなってしまった。

今回は宇宙について書くつもりだったのだ。

ビックバンを起点として広がり続ける宇宙。

何もないところから急に発生したのか。

何もないとはどういう状態だったのか。

今の宇宙は広がっているというけれど、いったいどこに広がっているのだろう。

つまり広がるだけの空間が最初からあるのだろうか。

あるとしたらそれはどこまで広がれるのだろう。


ふと想像してみた。

人間の体も宇宙に例えられることがある。

その中にはたくさんの微生物が存在していて臓器という塊で区分けされている。

小さいものはどこまでも小さく果てしない。

合わせ鏡を思い出す。

宇宙も世界も何もかも合わせ鏡の中の不思議と同じような気がする。

ずっと果てに見えないくらい小さい自分が写っている。

あの見えないくらい小さい中のどれか一人が一人だけあっかんべえと舌を出していたってわからないだろう。

合わせ鏡のことを考えると本当にきりがない。

何を考えてもどこまで考えてもわからない。


宇宙を人の体に例えてみた。

あるいは今いる宇宙も何かの生命なのかもしれない。

その生命の誕生とともに今の宇宙が生まれた。

その生まれた生命の中のミジンコより小さい存在が人間なのかもしれない。

人間とすれば成長に従って大きくなり、やがて腰が曲がって小さくなって朽ちていく。

宇宙もいずれ小さくなって朽ちていくのかもしれない。

この宇宙が一つの生命体であるなら、その生命体が生きている世界がその外にあるんだろう。

そしてもしそうならその世界もまた一つの生命体であるかもしれない。

そう考えるとやっぱり合わせ鏡の世界になる。

果てがない。

どこから始まったかわからない。

どこが終わりかもわからない。

合わせ鏡の不思議は見た瞬間に生じる。

それを見るまでは不思議すら知らない。


宇宙が生命体ならいつか消える。

泡の一つのように。

あぶくの一つのように。

それが消えたとしてもそれを見ている誰かにしかそれはわからない。


ミジンコみたいな存在が戦争をしたりしているのだ。

人間の体の中で不調があっても不思議ではない。

もしかしたら体の中で第何次大戦とか言っているかもしれないのだ。

それも完全な妄想だけれど。









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