命をかけた試験会場
この世界に絶望し、自殺を図った小学6年生が、その先で見たものとは、、、
あれから数時間ほどたった後、僕は目を覚ました。変なことにそこには9人の人、僕を含めて10人の人がいた。
ここは天国なのか。とも思ったが分からない。
1人1人、小太りのおじさんや僕と同じくらいの子や明らかにチャラい金髪のギャルなどど色々な人達がそこには立っていた。
この僕達がいる高級ホテルのエントランスホールような場所に異常な程の扉があった。間隔で言えば、150センチずつに一つ一つ扉があるくらいだ。また、その一つ一つに特徴のある形や色の扉である。風呂場のドア、障子などがある。この光景に僕が不思議がっているとみんなの目の前に一人、不衛生な長髪の男性が上から落ちてきた。とたんに彼は「こんにちは、哀れな人達よ今から貴方達に試験のチャンスを与えてます。」そう彼が言っていると、小太りのおじさんが問いかけた。「試験とは一体何ですか?」おじさんがそう言うと、不衛生な長髪男性がおじさんの問いかけに返した。「試験とは、"復讐する権利"の試験だ。」ここにいる皆が少し不可解に思ったのかは分からないが、希望の目を宿した。「ここの扉のどこかにたった一つ、俺がいる部屋がある。それの扉を開け、俺を殺せ。そして復讐の為に必要な能力を一つのみ最後に渡す。そしたら過去に干渉して、その能力を使って暴れて暴れろ。ドアの数は250。毎日一人一回だけ自分が選んだドアを開けられる。食料、寝室、トイレ、風呂などは全てこのドアの中にある。協力してもいい、裏切ってもいい、殺し合ってもいい。そして扉の中にある部屋には武器が置いてる所が多々ある。それで入手した武器とかなんかで俺を殺せ。そうすればクリあるだ。この試験をクリアした奴は能力を得られる。ドアを開ける順番はお前らで決めろ。もちろんだが、俺を殺せなかった奴は生まれ変われ変われない。まぁ一生地獄を彷徨うだろうな。やめたい奴はやめていいさ。復讐は出来ず、魂だけの存在になるだろうけどな。」その言葉を聞いた瞬間、「やめたい」と言う人はいなかった。怖いからではないだろう。皆が復讐という言葉に反応したのだろう。ここにいる人達僕含め全員は何かを決断したような目をしていた。




