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銀髪幼女VS謎ドラゴン

頭が混乱してる。

死にかけた後っていうのもあるのかもしれないけど、とにかく目の前の光景を受け入れたくないっていうほうが近い気がする。

そのくらい目の前の光景が異常だった。


なんでこの子あいつと渡り合えてるの。


自画自賛じゃないけど、クロスゲートってE級の中でもトップクラスに強いパーティーのはずだよね?

その私達が全力で戦っても傷一つ付かなかったあいつが。

登録したてっぽい幼女と互角に渡り合ってる。

異常でしょ、これ。


しかもなんか魔法みたいなの使ってるし。

この世界ダンジョンできてもスキルみたいなのって出てきてないはずだよ………ね?


いや違う。

これユニークアイテム………?

ってなるとD級上位の一部かあいつだけど………こんな幼女見たことも聞いたこともない。


でも……刀メインの戦闘スタイル取ってる上位陣なんて………


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


やっぱり、前渋谷で戦ったあいつくらいの強さしてる。

あのときは普通の刀だったから苦戦したけど、今は愛刀がある。

余裕残して勝てるかな。


地鳴りと咆哮が響く響く。

耳痛くなるからやめてくれないかな。


………そうだ、下顎切り落とせば黙るでしょ。

首とか背中は鱗が硬いし、胸とかお腹らへんはガードが固いけど、下顎切り落とされるとは思ってないでしょ。


「それじゃ!黙ってもらおっか!!」


壁を走って頭の位置まで行く。

もちろん垂直に走れるわけないから、斜めにだけど。

そこから頭に飛び移る。

こっからどうしよ。


「っま、どうにかなるでしょ。飛び降ーりよ」


とりあえず目に一刺し。

支えにしつつ抜いて舌顎にもう片方を刺す。

そこから……


「そんじゃ!お黙り!」


ブランコの要領で飛びつつ顎を根本からぶった斬る!


「うーい、ドラゴンの特上顎肉いっちょあがりぃ〜」


唸るようにドラゴンくんが()いてるけど、まあいっか、自業自得だし。

特上顎肉とか言ってたらお腹空いてきた。

ドラゴンって食べれるのかな。


あ、なんかドラゴンくん怒ってる。

上から足が降ってくる。

キレすぎでしょ。

たかだか顎無くなったくらいでねぇ。

君がうるさいのが悪いんだよ?


「はぁ〜。さっさと終わらせよ」


両手の刀を鞘に収める。


「閃−瞬乱」


ドラゴンの足が切り落とされる。

それも4本とも。

自立手段を失ったドラゴンが転倒する。

後は腹を切り裂けば終わりかな。

ドラゴンに近づきながら、鞘に入ったままだった様に見える刀に手を掛ける。

もう顎は切り落としたし、足もないから攻撃手段といえば尻尾か火を吐くくらいだ。


「それじゃ………ばいばい」


刀でドラゴンの腹に刀を一刺し。

そのまま上に思いっきり切り上げで首元まで一閃。

断末魔が響く。


そういえば取り巻きは……あ、処理してくれてる。

ありがとね、面倒事処理してくれて。


流石にさっき助けた人のとこ行ったほうがいいよね。

………というか、知り合いっぽい声してるとか思ってたけど……その本人じゃん。

…………めんどくさ。

このまま帰ろうかな。

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