学校………面倒なところだね!
学校に着いたんだけど、ロリすぎて入れません。
朝は基本先生が立ってるだよね。
その先生に止められてる。
まあ137cmの子供が高校生だなんて思わないよね。
一応前例はないって組合の人が言ってたし。
「お嬢ちゃん、ここは君のいるところじゃないと思うよ〜。お母さんとかって近くにいるかな?」
完全に迷子だと思ってるよね。
というか、流石にその対応は対象年齢低すぎじゃないかな………
「あの〜神津先生っていらっしゃいますかね……」
「神津先生?神津先生の知り合いの子なのかな?」
知り合いっていうか、教え子です。名も知らぬ先生。
あ、神津先生来た。
今だけあの人に後光が射してる気がするよ。
すっごい神々しい。
………べつに禿げて無いからね?
「あ、香坂先生。その子、うちの生徒なんで入れて大丈夫ですよ」
「……え?いやこの子幼女ですよね?幼女ってほどの年齢でもないと思いますけど。それに、こんな子見たことないですよ……?」
「あれですよ、色々あるんですよ」
「う〜ん?まぁ、先生が言うならそうなんですかね……」
「じゃ、この子は俺が連れてくんで」
腕を引っ張られる。
急に引っ張るの辞めてほしいなぁ。
この体、まだ慣れてないから直ぐすてーんって転ぶかもしれないよ?
まあコケたところで死にはしないけど。
校舎に入ってすぐ、手が離れていく。
「先生、ありがとうございます」
「呼んだのは俺だしな。にしても、ほんとに少女になってんだなぁ………」
「面倒なだけですよ。外じゃ人形見るみたいな目に晒されますし、身長低いせいで色々不便ですし」
「っふ、いつもどおりだな」
校内を歩く。
………やっぱ視線がすごいなぁ。
「……‥あの子、例の銀髪ロリじゃない?めっちゃ可愛くない?」
「確かに、めっちゃ似てる………っていうか絶対本人だよ」
例の銀髪ロリ……?
そうじゃん、クロスゲートの配信中に大立ち回りしたせいでネットで話題になっちゃったんだよ。
待って、じゃあ可愛いだけにしては視線が痛いのはコレのせいか………
前まではせいぜいクロスゲートの配信に映るだけだったから、大して身バレしてなかったけど。
あの時、あとで見たら同接とんでもないことになってたっぽいし。
それに映っちゃったら、そりゃぁ……そっか。
めんどくさ。
「随分と人気者だな」
「辞めてください。これだから配信義務なんて嫌いなんですよ………。私はダンジョンでお金を稼いで平和に隠居したいんですよ?」
「隠居って………16が考えることじゃないだろ」
そんなことを駄弁っていれば、目的地と思わしき部屋に辿り着いたらしい。
………応接室かな?
やっぱ私立だし、そこそこ良さげなお部屋だねぇ。
高そうな調度品もあるし……
「じゃ……本題に入るぞ」
「あ、はい。めんどくさいんでさっさと終わらせましょ」
「めんどくさいって………まあ、いい。とりあえず、お前の校内の籍についてだが。
もとの籍は抹消、新しく転校生として入学したことになる」
「あーやっぱ、そうなるんですね」
ま、別に元の人生に執着するような理由もないし。
「で、制服とかの採寸をして欲しいんだが………その前に言うべきことがあってな?」
「はあ」
「お前、ダイバー優遇の更新してないだろ」
「………………へ?」




