なんか知らんけどTSった。
気分転換に書いてみました。
TS・現代ダンジョン・銀髪ロリ。
属性もりもりですね。
てめぇ転移危機どうしたって思われるかもですが、私のうっすい知識量じゃあの作品書くのに掛かるカロリー量が凄いんですよ。
睡眠とは素晴らしいものだ。
時間がすぐに過ぎていくし、嫌なことを考えずに済む。
特に、上位ダイバーとしての批判だの賞賛だの。
私としてはそんなものどうでもいい。
探索と多少の贅沢ができるくらいのお金。
それさえあれば別にどうだっていい。
特段、女性強いに興味があるわけでもない。
そんな人間からすれば、女性から言い寄られるのも億劫だし、賞賛だの批判だのもめんどくさい。
できればそんなこととは無縁の、探索が自由にできる平和な人生がいいのだ。
「ねみゅい………」
…………へ?
「あー……そうそう私の声はこんな感じの〜」
美少女なわけ無い。
17の男の声がこんな8歳ぐらいのロリの声なわけ無いだろ。
てかなんでこんな声になってるの???
私特に変なことしてないよね???
「喉壊した…‥‥?えーっと、のど飴のど飴」
喉壊しやすいからのど飴常備しといて良かった。
のど飴を口の中に放り込む。
「ん〜やっぱ龍角散」
そう言って姿見を覗き込む。
そこには、リアル8歳ぐらいの少女が写り込んでいた。
「………………………???」
一体全体何が起こってるの??
はい??
私別に女の子誘拐してないよね??
「え、これ私??え?ガチで言ってる?」
一旦落ち着こう。
きっと夢だ。
ほっぺでも抓ねれば元通りに………
「ならない!現実じゃん!」
え、これ戸籍とかどうするの。
というかこの家に住んでて大丈夫なのこれ。
いや大丈夫か、持ち家だし。
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あの後、あーでもないこーでもないと1時間くらい葛藤した結果、とりあえずダイバー登録をすることにした。
ダイバーというのは、5年くらい前に発生した、俗にいうダンジョンを攻略する人々のことである。
ダイバー登録に身分証明書は要らない。
それでいてダイバー免許証は身分証明書になるという、今の私に最適なアイテムである。
ダイバー登録に必要なのは筆記試験だ。
といっても、直前に付け焼き刃で勉強すればいいレベル。
もともと私はダイバーだ。
ダイバー試験に必要な情報は身についている。
そう思い立って今私は電車に揺られている。
服はダボダボだ。
もとの身長は160cm、そりゃそうだといった感じだろう。
視線がすごい。
まあ、ロリがこんなダボダボな服着て電車に乗ってたら目も引くだろう。
強引にベルトで押さえてなかったら、殆ど服の意味をなしていないことであろう。
ダイバー登録が行えるのは横浜。
赤レンガ倉庫の近くだ。
その近くには、チュートリアルダンジョンと呼ばれている横浜第一ダンジョンがある。
登録したらチュートリアルダンジョンで腕が落ちてないか肩慣らししよう。
私の愛刀や服も亜空間に入れて持ってきているわけだし
【次はぁ〜横浜ぁ〜横浜ぁ〜】
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横浜第一ダンジョンなんていつぶりだろうか。
ダイバー登録を行える場所であるダイバー総合組合横浜支部は、近くのショッピングモールに併設されている。
たった5年前までは、衣服だの食品だので賑わいを見せていたモールは、今やダイバーの装備を売り捌く地へと変化を遂げていた。
なんやかんや、日本人の適応能力は高いんだと実感する。
「すいません、ダイバー登録をしたいんですけど……」
「………っ!」
受付の女の人の顔が赤い。
まあ、そりゃそっか。
今私、8歳ぐらいのロリ。
おまけに桜色と藍色のオットアイで銀髪ロングだし。
顔もお世辞なしで美少女。
「あのー、登録を……」
「っああ!はい!えーと、こちらの名簿にお名前をお願いします!」
そう言って名簿が差し出される。
あー名前どうしよ。
もとの名前が………夕月結。
まあ、そのままでいっか。
いくら同姓同名でも、目の前にいる女の子が、世界トップのダイバーだなんて思わないだろうし。
ボールペンを受け取って記入を始める。
それにしても、女の子っぽい名前で良かった。
名前考えるのめんどくさいし。
「えーっと、お名前が夕月結ちゃん。ちなみに〜何歳かな?」
あ、歳どうしよ。
実年齢17だし、15くらいでいっか。
12歳から登録可能だけど、大体の学生は中1の15歳で登録するって言うし。
「15です」
「じゅっ、15!?」
「はい、15です」
目の前の女の人が驚きの顔をしている。
まあいっか。
「じゃあ、私は試験場に行くので」
「ふぇ、へ、あっ、はい」
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今、目の前には巨大な門がある。
中世風の門だ。
まさにこれが横浜第一ダンジョンの入り口である。
周辺はコンクリート製のTウォールで囲われ、警官が周辺警備をしている。
ダイバー登録試験は非常に簡単だった。
制限時間は1時間。
でも30分くらいで終わった。
まあ、簡単。
殆ど常識。
既に進入受付は終わってる。