武装少女
Kはなぜか私をよく警戒している目で見てくる。
何もしていないはずだが、ここまで警戒されるといじめたくなる。
「アハっ。君、なんか怖がってない?」
「そ、そんなこと」
「ほら、やっぱり!目が泳いでるよ!お姉さんに、話してみな?」
お姉さんと言っても私は17歳でそこまで大人じゃないがこの子は、かなり小さいショタにしか見えない。小中くらいだろう。
「あんたは、やだ」
かなりグサッときて、少しふらつく。
少年は私を見て少し笑った。
「あ、笑ってくれた・・・私だとやだってどうゆうこと?」
所詮は子供なので、少し優しくしたら話してくれるだろう。
「子供だからって甘く見るなよ!何度も話しかけてきやがって!」
「えーと、始めて話しかけたんだけど?」
「うっ・・・」
Kはまずった・・・というような顔をして顔をそらす。かわいい!
「かわいいな!このやろー!」
「やめろ!死ぬ死ぬ!」
頭をなでるとすごく嫌がる。
「人の嫌がることってしたくなるよねぇ?」
にやりと笑い聞く。
Kは青ざめた顔をした。
Kは口を開く。
「話さなきゃ殺すってか。なら、話してやるよ!」
撫でてる手から離れて胸を張って言う。
「俺の名前はK!そしてここは4回目だ!」
「ん?そんなに開催されてるの?」
「なわけないだろ?俺の能力は死に戻り?とかいうやつだ。そっからは察しろ!」
胸を張って小さい体を大きく見せようとしている。
「ブっ!」
腹をつつくといきなり吹き出した。
私は興奮して何回もつつく。
「くそ!や、やっぱりお前は危険だ!」
数分後切れて叫ぶ。疲れ切った顔でこちらをにらむ。
かなり面白いが、手首の時間を見ると十分を切っているため私はKに手を振り能力について研究することにした。
Kは力の入らない足で立とうとして、転んでいた。
鏡の前に行って力を入れる。
ガシャッ!という音と共に体が黒紫の鎧に包まれる。
一回力を抜いて鎧を外す。
腕だけに力を注ぐと腕に鎧が付きさっきのときより重く、厚い。
鏡に軽く触るだけでひびが入る。
つまり、一か所に力を集中させることでそこだけが周りより明らかに力も防御力も上がるということだ。
私はニヤリと笑い右足に力を入れ思いっきり振る。
近くにいた人が吹き飛び鏡が割れる。
「アハハッ!」
楽しくなった。
『ワープします』そう聞こえた気がして振り返ると学校にいた。
見たこともない学校だ。黒板には学校の地図が書かれている。
耳に力を入れるとかなり遠くの音も聞こえる。
近くで窓ガラスが割れる音がする。
「あっ!いたぁ!第一村人はっけーーーーん」
金髪隻眼の赤目の少女がいる。片手にはナイフ持っている。制服を着ているためここの者の可能性もある。
「こ、こんばん・・・は?」
外はかなり暗いので合ってるだろう。
少女のナイフが伸びて長剣に変化する。
ここで私はこの人を敵だと認識しなおす。
「おはよう!」
そういって突っ込んでくる。
私の元まで来るのに無駄な斬撃が多く、その剣自体は避け易い。
横から大振りで来るのでしゃがみ、少女の後ろへ回る。
軽く力を入れ、少女の首元をつかむ。
薄い鎧がつく。しかし力は普通にあるようだ。
「そこまで強くないんじゃない?」
そう煽りを入れる。
「さぁ?どうかな?」
私の背中に大きな痛みが走った。
「クッ!」
「首はいかなかったかぁ・・・まぁいいや、第二撃!」
こんどは腹部にも痛みが走った。
確実にこの人の能力だと確信した。
私は右脚に鎧をつけ、少女を離し、大きく振る。
少女の体が上下で半分に分かれ、学校の壁が破壊される。
窓が割れ、壁が潰されていく。
「強いね・・・」
そう聞こえ少女の体は上下で引き合い、学校の外でくっついた。
少女は落ちていく。
私は落ちていった方を見ると少女はいなく、地面が見えない。
空中に建っているか、背が高い学校かもしれない。
耳を澄ます。
「あははははっは」そう聞こえる。確実にこちらへ向かっている。
机やいすの破壊音が聞こえる。
私は音がする方を向く。
距離はかなり遠いが、かなりの速度で走ってきている。
廊下は走っちゃダメと習わなかったのだろうか。
腕にだけ力を入れ、鎧を付ける。
大体の場所へ向け腕を振る。目と耳に力を入れる。
腕の勢いで建物は半壊していく。
壊した隙間から一人の少女が見える。
こちらを見てニヤリと笑う。
体中に傷が生まれる。
かなり痛い。が、耐えれないほどでも無い。
少女はがれきの下敷きとなっている。
私は全身に力を入れ、少女の元へ降りる。
着地と同時に一階分の床を壊してしまう。
少女は頭から血を流しながら落ちる。がれきにまた踏まれる。
私は腕以外の鎧を外しニヤリと笑う。
私は少女の顔を何度もぶん殴った。死ぬまで、何百回も。
力を少ししか入れていなかったので時間がかかった。
青白い光に包まれる。
光が晴れ、何もない大広間へ戻る。
周りを見ると、金髪の変態少年とKはいた。
他に十名いる。
合計十三人が大広間にいる。
私は手首を見る。手首には『4:36』と書かれている。
私はKの元へ寄る。
Kは嫌な顔をするが逃げない。
私はKのことがかなり好きになっていた。