恐怖の味噌汁
「美味いじゃないか」
口うるさい夫が私の味噌汁を初めて褒めた。
「お義母さんのおかげよ」
わたしはにっこりと微笑む。
昨日、夫が不在の自宅に押しかけてわたしの料理にネチネチ嫌味を言ったお義母さん。お義母さんの死体で取った出汁のお味を夫はお気に召したみたいだわ。
お義母さん、ありがとう。あなたのおかげよ。
夫は味噌汁を飲み干し、おかわりをした。
「この味加減を覚えておけよ。これがおふくろの味ってやつだからな」
《終》
「美味いじゃないか」
口うるさい夫が私の味噌汁を初めて褒めた。
「お義母さんのおかげよ」
わたしはにっこりと微笑む。
昨日、夫が不在の自宅に押しかけてわたしの料理にネチネチ嫌味を言ったお義母さん。お義母さんの死体で取った出汁のお味を夫はお気に召したみたいだわ。
お義母さん、ありがとう。あなたのおかげよ。
夫は味噌汁を飲み干し、おかわりをした。
「この味加減を覚えておけよ。これがおふくろの味ってやつだからな」
《終》
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