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セレンディップな  作者: 島の住人
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推理



あとのお話にもつながるので、ひとつ丁寧に推しはかりたい。


召使いは室内へ踏み込んだおり、いかに思ったか。(踏み込まれたほうは、第8回記事を参照。)


おそらく、初めて目にする物と同程度に注意をはらったのではあるまいか。例えば、我々が東南アジアに旅行して、トゥクトゥクやらベチャやらが通ると、「あれは何かしら」 ─ 反射的に目を凝らす。ダーサも、現前したのが何であるか、という、いわば自然の作用だった。


それには、ダーサが外国人と接点のない暮らしをしてきた事実をあげれば十分だろう。角川君のために働くまで、ろくに口をきいたためしがない。生まれた階層が低く、教育も受けないのに、どうして交流があろう。(ついでに述べれば、セイロンにもカースト制度がある。昔に比べて厳しくない。けれども、身分違いの結婚は白眼視される。)


一般的に、シンハラ人は色が薄く、タミル人は濃い。ダーサはシンハラ人ながら、肌はチョコレートのそれに近い。奥さんを紹介してくれたことがあったが、やはり同じだった。そんな彼にしたら、奈々ちゃんは別世界の人間だ。(ダーサはテレビさえ見ない。電気がないのだし。外国人の肌色がどんなのか、知らないに違いない。)




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