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守ってあげたい君へ
どうして君のことが頭から離れないのだろう
君を見ていると守ってやりたい気持ちが心を満たす
ただ『ぼくの隣で微笑んでいてほしい』と願ってしまう
これまで君は一人で生きてきた
たった一人で強く歩んできた
だから、俺なんかの助けなんて必要ないだろうと
何度も思い直してきたけれど
気づけば華奢な君の背中をそっと見守っているぼくがいる
君は本当の自分を隠している
その笑顔の裏に
ほんの小さな寂しさが影を落としているのをぼくは知っている
言葉にはしなくても
君の瞳の奥には『誰かに守られたい』という静かな叫びが宿っている
君を見ていると
無茶をしそうで目が離せない
寂しがり屋で
それを隠すために強がる君が愛おしい
少女のような理想を描く
どこか幼い君の夢に触れるたび
ぼくはただ、君のそばにいさせてほしいと願う
君は脆く壊れやすい
それでも、いつも光を放ち続けるような存在だ
そんな君を、どうしても放っておけないんだ
お読み下さりありがとうございました。
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