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蜃気楼  作者: 杉孝子
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禁断の言葉


静かに

徐々に高まっていく

凪の時はなく

寄せては返る波のように

あなたに向かう気持ちは

止まることのない日常


静かに

徐々に熱くなる

冷めることのない

舞い上がる炎のように

あなたが大切だと想う

焼け付く想い


刻々と

時間が刻まれるたび

少なくなる残されたページ

あなたと過ごす至福のとき

過去と未来を天秤にかけて

大事な時を一瞬を永遠にかえて


愛することが許されない

言葉にすることも許されない

伝えることが出来ない恋


届けこの想い

風に乗って

波を押しのけて

炎のように熱い想いが

あなたに届け


この時代に巡り合い

同じ時を過ごせたのに

夢は叶わぬまま

心通わぬままに

終焉の鐘が鳴る


せめて一瞬でも

あなたの瞳を見詰めて

禁断の言葉を交わしたかった

この身が滅びようとも

悪魔に身を売ろうとも


あなたと心通うならば

闇に堕ちる運命でも・・・


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