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戦いの技式  作者: 叢月
香位昇格試験編
23/76

おまけ話 病室のトランプマスター

         <戦いの技式>


         おまけ話 病室のトランプマスター

「さあ選べよ朝凪…右か、左か…。これでこの先の運命が決まるぞ、さあお前の選択を見せてみろ朝凪ァ!」


「私は…右だ…!右を選ぶぞォ!えいっ…!あああああああああああっ!!」


病院に搬送された次の日、目覚めると思ったよりも体が回復していた事もあって、私と優美ちゃんはトランプで遊んでいた。


ちなみにトランプはお母さんが持って帰ってしまっていたため、連絡してまた持って来て貰った。お世話掛けますお母さん…。


「っしゃあ!!またアタシの勝ちだな朝凪!」


「うがァァまた負けたァ!もう一回、もう一回…!」


今のところババ抜きで七回遊んで、二勝五敗…!最初の二戦でしか勝ててない…!優美ちゃんの後半の伸びに圧倒されている…!


むぅ…なんとか対抗策を練らなければ…


「あの…お二人…?トランプで遊ぶのは好きにしたらいいんですが…、何故()()でやるんです…?ここ…ベッドの上ですよ…?」


今伊国が言ったように、実は私と優美ちゃんがトランプで遊んでいるのは伊国のベッドの上。伊国の伸ばした脚の上にカードを置いたりしている状況なのだ。


「何故って…そりゃノリの悪い伊国を強制的にトランプゲームに巻き込む為に決まってるでしょうが!遊ぶなら三人で遊びたいでしょうが!」


「大きな声で何を言ってるんですか貴方は…。子供じゃないんですから、今更トランプでなんて遊べませんよ」


二人で遊び始めた時からずっと伊国はこんな調子…。年齢なんて関係ないよねェ…?トランプと木登りは何歳でも楽しめるもんじゃん…!


皆も夏になったら絶対やるよねェ、昆虫を求めて木登りくらい…?


「諦めてアタシ等の遊び相手になれよ伊国…。どうせやる事なんてないだろ?」


「やる事が子供っぽ過ぎるんですよ…。まるで気乗りしません…」


むぅ…なんて強情な奴だ…。こうなれば…!


「なら勝負だ伊国!私にタイマンで勝てたら遊びに付き合わなくていいよ!ただし負けたら満足するまで遊びに付き合って貰うから!どうだ!!」


「やりませんけど」


「やってやれよ伊国…話が前に進まねえんだよ作者が困ってんだよ」

※作者「言うな言うな!」



   何故ボクの存在に気付いてるんだろう…? by作者

     ▼   ▽   ▼   ▽   ▼



──っというわけで…なんとか伊国と勝負する展開に持ち込めました!試験では負けたが、ここでは絶対に勝ってみせる! ※朝凪は勝ちを譲られた事を知らない


勝負はババ抜き。優美ちゃんに審判を任せて、完全に不正が出来ない様にした。さあ負かしてやるぞ伊国よォ…!


<対戦種目:ババ抜き>


初期手札はババがあるから不利気味…でも最初はそこまで勝敗には影響しないでしょう。それじゃあまずはペアを捨てて…


「あっ、アガリました。僕の勝ちですね」


「ええええええええええええっっ!!??」

「ええええええええええええっっ!!??」



【ババ抜き対決=勝者:伊国】



「ちょっと待って!?今のはナシじゃん!ババ抜きじゃないもん、ババ抜きはどっちかがババ引かなきゃ成立しないじゃん!もっかいもっかい!


「なんですかそれ…勝ちは勝ちでしょう…?はぁっ…どうせ聞かないでしょうからもう一回やってあげますよ…。やらないと作者が困るでしょうしね」

※作者「なんなの君たち?」


<対戦種目:ババ抜き・二戦目>


初期手札にはまたババがあるけど…今度こそ私が勝t──


「アガリました」


「不正だァァァァ!!!」



【ババ抜き対決=勝者:伊国】



「ちゃんとシャッフルしてる優美ちゃん!?どんな確率でこんな事になるの!?勝ちたいんです私はァ!勝ってみんなで遊びたいんですゥ!!」


「落ち着けよ朝凪…、お前どんどん幼児退行してってないか…?──ったく…しょうがねえな、アタシに任せろ。勝ちをもぎ取ってやるぜ…!」


<対戦種目:ババ抜き・三戦目>



【ババ抜き対決=勝者:伊国】



「ざっけんなクソが!何回同じ展開で勝てば気が済んだァ伊国テメェ…!神に愛されてんのかァ…?神は滅んだんだよボケカスがァ…!」


「落ち着いて優美ちゃん…!伊国強いけど悪くはないよ…!あと神がどうとかの話の流れが全然分かんないよ優美ちゃん…!」


だが実際問題おかしくない…?三戦中全て伊国のストレート勝ちだよだって…?っていうかなんだよストレート勝ちって…!トランプゲームにそんな言葉ねえわ…!


「提案、提案があります!勝負を変えませんか伊国さん!私の得意なゲームで勝負しませんか!?残念ですがコレは強制ですっ!」


「なんなんですか貴方は本当に…」


<対戦種目:神経衰弱>


これなら不正もクソもないだろう…!暗記ゲーは小さな頃から得意ジャンルだったし、頭の良さも運も関係ない…!不正出来るならやってみろォ…!」

※最初から不正はしてない



【神経衰弱=勝者:伊国】



「だあァァァァ…!!なんでじゃあァァ…!!!負けたァ…手番一回しか来なかったァ…」


「すげえな今の…しかもお前が先攻だったから完璧にストレート負けしたな…。もはや美しかったぞ…お前の負け様…」


考えられる!?伊国の奴、一回も外すことなく全部当てたんだよ!?もはや天文学的な確率ですよコレは…!


なんじゃコイツ、何者なんだよコイツ…!


「バトンタッチだ朝凪…!仇を取るぜェ…任せろォ…!」


「いつまで僕は付き合えばいいんですか…?」


<対戦種目:ポーカー五本勝負>


優美ちゃんが得意とするゲームはポーカーらしい。ポーカーを簡単に説明するのなら、えーっと…うーん…スロットみたいな…?ちなみにスロットを簡単に説明するのなら── ※ずっと続く


まあ強い役を作った方が勝ち~みたいなゲームでーす。詳しいルールは調べてね。


ディーラーを任された私は、二人に五枚の初期手札を配った。この後二人は一度だけ手札を交換可能で、そこで出来るだけ強い役を作るのである。


「今度こそ負かしてやっからなァ、覚悟しやがれェ…!」



-一戦目-


「よしキタ!8のツーペア、どうだ!」


「Aのスリーカードです」


【伊国1点:優美0点】



-二戦目-


「6から10のストレート!これでどうだ!」


「AとKのフルハウスです」


【伊国2点:優美0点】



-三戦目-


「6のフォーカード!流石にこれは貰ったな!」


「ロイヤルストレートフラッシュです」


【伊国3点:優美0点 勝者=伊国】



「おめえ殺してやろうかこの野郎…!人生で初めてみたわロイヤルストレートフラッシュ…!一周回って清々しいわクソったれ…!」


「だから伊国は悪くないんだってば…!でもここまできたら伊国が悪いのかも…?一回土下座してみる伊国?」


「断固拒否します」


しかしまさかここまで強いとは…一回も手札交換することなく全勝しちゃった…。っというかこれってカードを配った私のせいなのでは…?まあ…いいか…。


その後も大富豪やブラックジャック、七並べなどのゲームで一日中遊んだ(競った)


詳しい結果は言わないけど…次は絶対負けない…。


──次やる時は…せめて一回は勝てたらいいな…。




【おまけ話 病室のトランプマスター 終】

病室の平和なひと時でした。

[宜しければ、感想やブックマーク等をよろしくお願い致します!]

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