表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
76/85

英語のことわざ(2)

今回は、英語のことわざ(1)に引き続き、英語のことわざについて解説をします。

ことわざは日本語と同様にたくさんありますが、私としては使用頻度の多いもの、自分で納得しているもの、前向きな意味のものに絞ってみました。



・When in Rome, do as the Romans do.

直訳すると「ローマではローマ人がするようにしなさい。」になります。

日本語のことわざにそって訳すと「郷に入っては郷に従え」になります。

知名度の高い表現でもあり、私もこれまで何度も聞いたことや使ったことがあります。

なお、イタリアの都市であるローマ(アルファベット表記はRoma)はイタリア語で、英語ではRomeという表記になります。

発音も「ロウム」(正確にはロウンに近い形)ですので、その点は注意が必要です。



・Rome was not built in a day. 

日本語に訳すと「ローマは一日にして成らず」になります。

この日本語の表現は外国語を直訳したものですし、覚えやすいです。

これまでこのことわざを知らずにいた人にも通じるので、私には使い勝手のいい表現です。



・Variety is the spice of life. 

直訳すると「変化は人生のスパイスである。」になります。

意訳すると「色々なことがあった方が人生は面白い。」になり、同じことの繰り返しで、平穏に過ごす人生よりも、色々なことに挑んでは一喜一憂する人生の方が良いという意味で使うことができます。

私も色々なことに挑み、一喜一憂してはその度に成長してきましたので、このことわざを支持しています。



・No pain, no gain.

直訳すると「痛みなしには得るものはない。」になります。

日本語のことわざにそって訳すと「虎穴に入らずんば虎児を得ず。」になります。

何かを得たいのであれば、それなりの痛み、苦しみを経験しなければならない。

この考え方は、日本語でも英語でも同じと言えますね。

またpainとgainで韻を踏んでいるため、面白いですし、短いことわざなので覚えやすいです。

また、英語でNo ~, No lifeという表記を度々見かけますが、これは「~がなければ人生ではない」→「~のない人生なんて考えられない」という意味になります。

私としては久矢君にNo English, No lifeと言わせてみたいです(笑)。



・Seeing is believing.

ちょっと直訳がしづらいですが、定義としては“Only physical or concrete evidence is convincing.”(物理的または具体的な証拠によってのみ、納得することができる。)となっています。

つまり、日本語のことわざにそって訳すと「百聞は一見に如かず。」になります。

これも短いことわざなので覚えやすいです。



・Speak of the devil.

直訳すると「悪魔の話をしろ。」になってしまいます。

これでは意味が分かりませんが、日本語としては「噂をすれば影がさす。」という意味になります。

ちなみにこのことわざはSpeak of the devil and he shall appear.(悪魔の話をすれば、その悪魔が現れる。)を短くしたもので、shallの部分はwillでもOKです。

ちょうど誰かの話をしていた時にその人が現れた場合に、驚きを込めて言うことができます。

ちなみに思いがけず誰かと出くわした場合、その人の話をしていなかった場合にはWell, look who's here!(わっ!誰かと思った!)と言うことができます。

その意味合い上、驚いた場面で使うことになるため、とっさに出てこないとなかなか言えないかもしれません。



・All's well that ends well.

日本語に訳すと「終わりよければ全てよし」になります。

最後を飾るにふさわしいことわざとして、私はこれを選びました(笑)。

英会話のレッスンでは生徒さんがノーミスで英語を話せることはほとんどなく、毎回何らかのミスをしています。

(私もLとRの発音を間違えるなど、ミスはしています。)

時には生徒さんが派手につまずいてしまい、レッスンがうまく進行しなくなってしまうこともあります。

このような場合、生徒さんは悔しそうな表情を浮かべたり、申し訳なさそうなことを言ってくることがあります。

確かにその気持ちは分かりますが、そんな時、私はこの表現を言って、生徒さんを元気づけています。

弥富さんがレッスン後に落ち込んでしまった時にも使ったことがありますが、彼女はこのことわざをすぐに覚えてくれて、今では自分から言うようにもなりました。



弥富さんには前回の内容と合わせてメールで送信しました。

その後、彼女からは次の内容で返事が来ました。



咲先生、こんにちは。

この度はたくさんのことわざについて教えていただき、誠にありがとうございました。

早速これらの表現を覚えて、会話の中で使ってみたいと思います。

メールの中でNo English, No lifeという表記がありましたが、私もそう言えるように勉強を頑張りたいと思います。

このお礼として、私は先生と会った時に、私のお金でカラオケに行きたいと思います。

その際、日本語の歌禁止にして(つまり英語だけで)歌いたいと思っています。

先生はカラオケ好きでしょうか?

好きならぜひお願いします。

それでは今日は以上です。咲先生、See you.



私もカラオケは好きですし、洋楽をたくさん歌うことができるので、ぜひ一緒に行こうと思っています。

そして思う存分洋楽を歌ってみたいです。

(※ちなみに久矢君は洋楽が苦手なため、その影響で彼とカラオケに行くとほとんど邦楽ばかり歌っています。)

そして早速彼女に返信をしておきました。


前回、今回と英語のことわざについて紹介しました。

使いこなせるようになると、ネイティヴスピーカーの人達も一目置いてくれると思いますよ。

それでは今回は以上です。読者の皆さん、See you.


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ