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会話で気を付けてほしいこと(2)

今回は前回に引き続き、「会話で気を付けてほしいこと」というタイトルの作品を掲載します。

下記の内容は母の桜が書いたもので、英会話などで会話をする時や、外国人の人と会話をする時に気を付けてほしいことを、主に母の視点で書いてあります。

皆さんもぜひ参考にしてくださいね。



・強引に話しかける

近年は日本にいても誰かが英語を話しているのを耳にする機会が増えてきました。

その時、英語を一生懸命勉強している人にとっては自分の英語力を試すいい機会と考える人もいるでしょう。

現に、私も中学生の時、修学旅行の時に英語で会話をしようという企画が持ち上がり、英語で話している人を見かけた時に、どの国から来たのかとか、好きな食べ物はとか、あるいは道を尋ねたりしました。

そして、旅行から帰った後、各自で体験談をまとめて壁に掲示したことがあります。

とはいえ、みんな素人だったので会話がなかなか成立せず、苦い経験になってしまいましたが、少しでも会話ができたということはうれしかったです。

その時、私は何人かでグループを組んで行動していましたが、友人の中には少しでもたくさん英語で会話をしようとして、強引に話しかけるといったケースがありました。

実は、アーロンも過去に日本人に強引に話しかけられる経験をしたことがあり、思わず“What do you think you're doing!?”(この人達は一体何をしているんだ!?)と言いたくなったことがあるそうです。

彼は私の体験談を話したら、“I get the picture.”(状況はつかめた。)と言って納得してくれました。


英語を勉強している人達にとって、会話で自分の語学力を試してみたいという気持ちが芽生えるのは自然なことだと思います。

そして街ゆく人に英語で話しかけて、言葉が通じたら本当にうれしいでしょう。

アーロン自身が経験していることですが、こちらとしても、外国にいながら自分の国の言葉で話しかけられたら、この人は勇気ある人だなと思ったり、この人英語上手だな。と思ったりして、うれしくなるでしょう。

とはいえ、場合によっては相手に不快な思いをさせてしまうこともあるので、自分の都合ばかりで考えるのではなく、相手のことも多少なりとも考えてくれると、うれしいですね。



・大げさなジェスチャー

英会話で生徒さんが会話に詰まった時、途端に辺りをキョロキョロし出したり、頭を抱えたりする仕草をする人がいます。

これは私自身もうまく英語を話せなかった頃、上記のようなことをしてしまった経験があります。

別に悪気があってやったわけではないのですが、今となってはちょっと恥ずかしい感じです。

一方、アーロンも私と日本語で会話しようとして詰まってしまった時、首を傾げたり、顔をしかめたりすることはありましたので、ある意味お互い様でした。

会話ができないと確かに動揺してしまいますし、どうしよう、どうしようという気持ちになるのは無理もないことです。

でも、できることならあまりあれこれジェスチャーをしないようにできるとそれだけでも相手に与える印象は改善されるのではないかと思います。

皆さんも、英会話でしゃべったことだけでなく、仕草にもちょっと気を付けてみてはいかかでしょうか。



・通訳ではなく、相手の顔を見る

これは私が通訳(とはいえ、お金をもらっていたわけではなく、ボランティアでしたが。)として会話をしていた時に感じたことです。

日本人のアメリカ人がお互い自分の言語で会話をしていたのですが、日本人の人が終始私の方を向いて話しかけていました。

私はそれでも通訳の役割に徹して、黙々と会話の補助をしていましたが、この時、アメリカ人の人が何だか疎外感を感じているような気がしました。

実際、後でその人に話を聞いたところ、「何でこっちを見てくれないんだろう?」と不満気に言っていました。

確かに日本人の人はまず私に話しかけることになるので、私の方を向くのは無理もないでしょう。

とはいえ、通訳はあくまでも言語を訳すだけの機械のような存在で、補助に徹していなければなりません。

ですから、言葉を話す場合は通訳者を見て話すのではなく、できるだけ相手(ここではアメリカ人)の顔を見ることが大事だと思います。

もし通訳や会話の補助をする人を介して会話をする際には、これを意識できるようにしてくださいね。



今回、母が書いてくれた内容は私も経験したことがあるので、気持ちはよく分かります。

これは日本人だけが該当しているわけではないので、特に劣等感を持つ必要はありません。

でも、上記のようなことができるようになると、相手の国の人達も私達に対する印象が良くなるでしょうし、彼らが持っている「日本人」というイメージも変わっていくのではないかと思います。


それでは今回は少し短いですが、以上とさせていただきます。読者の皆さん、See you.


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