スポーツをする時の表現
先日、弥富さんと会って色々と話をする機会がありました。
その時、やはりと言うか何と言うか、英会話に関する話になりました。
その中で、次のようなやりとりがありました。
「咲先生、せっかく楽しく会話をしている時になんですけれど、また英語について質問してもよろしいですか?」
「はい、いいですよ。今日はどのような質問ですか?」
「今日はスポーツをする時の表現なんですが『テニスをする』を英語で言うと“play tennis”と言いますよね。」
「そのとおりよ。」
「では『ジョギングをする』は“play jogging”と言うんでしょうか?」
「残念。jogという動詞一語で言うか、go joggingと言うわよ。どちらかと言えば、go joggingの方をよく使うわね。」
「えっ?playってどんなスポーツにも使えるわけではないんですか?」
「その単語はボールを使ったスポーツをする時に使う単語よ。ただしボーリングは例外だけどね。」
「それじゃ、スポーツの種類によってどうやって動詞を使い分けていったらいいんですか?」
「いい質問ね。では今から詳しく説明していくわね。お時間よろしいかしら?」
「はい。ぜひお願いします!」
というわけで、今回はスポーツをする時にどのような動詞を使えばいいのかについて解説していくことにします。
1)球技の場合
野球、サッカー、テニスなど、ボールを使ったスポーツの時にはplayを使います。
バドミントン(badminton)もここに該当します。
例外はボーリングで、playではなくgoを使います(これについては次の項参照)。
またビリヤードはplayを使いますが、play billiardsと、名詞が複数形になります。
play poolとも言います。
例文
・She plays soccer very well.
(彼女はサッカーがとても上手です。)
・He quit playing tennis.
(彼はテニスをやめました。)
2)最後がingで終わる名詞の場合
ジョギング(jogging)、ボーリング(bowling)、スイミング(swimming)、スキューバダイビング(scuba diving)、サーフィン(surfing)のように、最後がingで終わるスポーツの場合は基本的にgo + スポーツ名となります。
例文
・Why don't we go jogging?
(ジョギングをしませんか?)
・I went bowling with a friend of mine yesterday.
(昨日、友達とボーリングをしました。)
なお、joggingやbowling、swimmingはそれぞれjog、bowl、swimと、動詞一語で表すこともできます。
ちなみに「乗馬(horseback riding)をする」は“ride a horse”、「フィギュアスケート(figure skating)をする」は“skate figures”と言います。
上記の中でジョギングという単語が出てきたので、ついでにマラソン(marathon)についても解説しますが、「マラソンをする」は“run a marathon”と言います。
3)それ以外のスポーツ
上記以外のスポーツでは基本的にdoを使います。「練習する」なら“practice”、「学ぶ」なら“learn”を使うこともできます。
例文
・He does judo every weekend.
(彼は毎週末柔道をしています。)
・Are you interested in learning karate?
(空手を学びたいですか?)
ただし、マラソンのように例外もありますので、こればかりは覚えるしかありません。
「意外とややこしいんですね、スポーツをする時の言い方って。日本語ではどのスポーツでも『~をする』と言うのと同じように、英語でもplayやdoで済ませることができればいいのに。」
「まあ、確かにややこしいとは思うけれど、最初のうちはスポーツ名さえ相手に伝わればそれでいいと思うわよ。もし動詞を間違えて相手に指摘されても、そこで覚えれば十分だと私は考えているし。」
「そうですか。じゃあ、私も頑張って一つ一つ覚えていきます。」
というわけで、今回はスポーツをする時の言い方について解説しました。
さすがに全部のスポーツ名を言うことはないかと思いますが、自分がやっているスポーツがあれば、ぜひとも覚えて欲しいです。
それから、弥富さんは私のいるところの近くに滞在する場合には、ぜひとも私のレッスンを受けたいと言ってきました。
彼女とは親友のような関係になっているので、会う機会が増えるのは嬉しいです。
今回は以上です。それではみなさん、See you.