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気象に関する単語

英会話で、今日の天気や気象について話す機会は多いと思います。

私もレッスンの最初に「今日は暖かい日ですね。」、「外は風が強いですね。」と言って、会話を始めることが多いです。

そんな中、私は久矢君とレッスンをしていて気付いたことがあります。


ある日のこと。この日の最高気温は31℃、湿度45%。

“Hello, Saki. It's hot today.”(ハロー、サキ。今日は暑いね。)


その翌日。この日の最高気温は30℃、湿度70%。

“Hello, Saki. It's hot today, too.”(ハロー、サキ。今日も暑いね。)


別のある日。この日の最高気温は35℃、湿度50%。

“Hello, Saki. It's very hot today.”(ハロー、サキ。今日はとても暑いね。)


彼は「暑い」と言う時、必ず”hot”という単語を使っています。

別にそれが間違いではないですし、仮に相手が英会話に慣れていない人であれば私は何も気にしません。

でも、久矢君は日常会話であれば時々詰まりながらも自力で会話できる人なので、私としては別の単語も覚えて、もっとバリエーションをつけてほしいというのが正直な気持ちです。

そこで、今回は彼のために気象に関する様々な単語をまとめてみました。



1)暑い場合にはhot以外に、次のような単語があります。

・scorching

・roasting

・boiling hot

それぞれ「焼け焦げるような」、「蒸し焼きになるような」、「沸騰するような暑さ」という意味になります。

これらの3つは非常に暑い時に使う単語で、

“It's scorching today.”

“It's boiling hot today.”

(今日はすごく暑いです。)

というように使えます。

もちろん”It's very hot today.”でもOKだけれど、猛暑日のような非常に暑い日はこのような言い方をしてみると、ネイティヴスピーカーも喜ぶと思いますよ。

なお、boiling hotは飲み物が熱湯のように熱い時にも使うことができ、

“It's boiling hot! I need ice!”

(熱過ぎる!氷が必要だ!)

というような形で使えます。


・muggy

意味は「蒸し暑い」。

暑くてなおかつ湿度が高い時には、”hot and humid”の代わりにこれを使えば1語で済むので、便利な単語です。



2)寒い場合にはcold以外に、次のような単語があります。

・chilly

“chill”は「悪寒」という意味で、chillyは「悪寒のするような、ゾクゾクするような」という意味です。

風邪で寒気がする時のような、そんな不快な寒さを感じる時に使えますよ。


・freezing

「凍るような」という意味で、coldをさらに強くした言い方です。

“freezing cold”とも言えます。

真冬日のように本当に寒い(または物が非常に冷たい)時には、この単語が好まれると思いますよ。


そんなに寒くなく、涼しいという感じなら、coolが使えます。



3)風が吹いている場合には、次のような単語があります。

・windy

“wind”は風なので、windyを「風が吹いている」と解釈する人が多いように感じます。

でも英英辞典では”with a lot of wind”と書いてあるので、実際には「風の強い」、「強風の」という意味になります。


・breezy

そよ風のような心地よい程度の風ならば、windyではなく、「そよ風」という意味の”breeze”の形容詞”breezy”を使います。

“It's breezy and warm today, isn't it?”

(今日は風が心地よくて、温かい日ですね。)

というような感じで使えますよ。


・stormy

台風などで非常に風が強い時にはこの単語が該当します。ただ、こんな日は英会話が開催できない(開催しても生徒が来ない)ことが多いので、レッスンで使う機会は少ないです(苦笑)。



私はこれを作った後、早速印刷して久矢君に見せました。

「へえ…。ずいぶん色々な言い方があるんだな。でもこんなにいっぺんに言われても覚えきれないけれど…。」

「作る時は一度にたくさん例を挙げることになるから、こうなってしまったけれどね。まあ、一つずつ覚えていけばいいわ。久矢君がこれらの単語を使いこなせるようになることを、首を長くして待っているわよ。」

「あまり期待しないでくれ、サキ。多分会話では結局”hot”や”cold”を使ってしまうと思うから。」

「そんなこと言わないの。私は久矢君の実力を見込んで、この原稿を書いたわけなんだから。」


今回の内容は、彼には少し不評だったようですが、原稿は受け取ってくれました。

私としては、これから気象に関する話題になった時に、彼が何と言うのかを楽しみにしています。


今日のレッスンは以上です。それではみなさん、See you.


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