品詞、文法の名前
私がレッスンをしていて思ったことなんですが、出だしで
“Today, we're going to study about an infinitive.”
(今日は不定詞について勉強します。)
というように、これから勉強する品詞や文法について英語で言った時、生徒の人がその「不定詞」を英語で何と言うのかを把握しておらず、いきなりつまずいてしまうことがよくありました。
久矢君とレッスンをした時でも、私が
“Verbs like avoid, finish and enjoy are followed by a gerund.”
(避ける、終了する、楽しむといった動詞には、後ろに動名詞が続きますよ。)
とアドバイスした時にも、彼は
“What is a gerund?”
(ジェランドって何?)
と言っていました(上記の通り、gerundの意味は動名詞です)。
他にも彼はadjective、prepositionといった単語の意味を知らずにいました。
そのため、その説明で時間を取ってしまい、レッスンが思うように進まないこともありました。
その時、私が英語で説明をしましたが、彼はどうもはっきりと理解できなかったようでした。
レッスン後にそれぞれの意味が「形容詞」、「前置詞」であることを日本語で伝えると
「ああ、そうなのか。やっと分かったよ。結構基本的な単語だったんだな。」
と言っていました。
私がレッスン中に感じたことなんですが、どうも品詞や文法の名前を英語で何というのか知らない人が多いです。
これは学校の授業では文法や品詞の名前については日本語で学び、英語で説明されることはほとんどないことが影響しているのではないかと思います。
そこで、今回は品詞や文法の名前について挙げていくことにしました。
これらの名前を知っていると、レッスンの時、きっと役に立つと思いますよ。
なお、これらの名前は数えられる名詞として扱われます。
・名詞 … noun
・動詞 … verb
・形容詞 … adjective
・副詞 … adverb
・代名詞 … pronoun
・助動詞 …auxiliary verb
・冠詞 … article
・不定冠詞 … indefinite article
・定冠詞 … definite article
・関係代名詞 … relative pronoun
・不定詞 … infinitive
・動名詞 … gerund(アクセントはgeの部分になります。)
・接続詞 … conjunction
・前置詞 … preposition
・主語 … subject
・述語 … predicate
・目的語 … object
・単数 … singular(単数形はsingular form)
・複数 … plural
・比較級 … comparative
・最上級 … superative
・一人称 … the first person
・二人称 … the second person
・三人称 … the third person
・現在形 … present(simple present、present simpleとも言います。)
・過去形 … past(simple past、past simpleとも言います。)
・未来形 … future
・進行形 … progressive
・現在進行形 … present progressive
・過去進行形 … past progressive
・完了形 … perfect
・現在完了形 … present perfect
・過去完了形 … past perfect
・現在分詞 … present participle
・過去分詞 … past participle
・分詞構文 … participial construction
・受け身形、受動態 … passive voice(動詞の受け身はpassive verbと言います。)
・仮定法 … subjunctive mood
・仮定法現在 … subjunctive present
・仮定法過去 … subjunctive past
・時制の一致 … sequence of tenses(時制にあたる部分が2つあるので、tenseは複数形です。)
他にも英語でよく聞くものとして、phrasal verb(句動詞 … get upのように、動詞 + 副詞を組み合わせたもの)、that clause(that節)、proverb(ことわざ)などがあります。
これらを久矢君に見せた時、彼は
「どうもありがとう。それにしても覚えること結構多いな。」
と言っていました。
私が
「大丈夫。テストではないので、全部覚えようとまではしなくていいわよ。ある時、ふと(あれ?この単語、英語で何て言うの?)と思った時にこれを見て、一つずつ覚えるという感覚でいいわよ。」
とアドバイスすると、彼は少し安堵して
「それなら、そんな感じで覚えていくよ。どうもありがとう。」
と言っていました。
英会話に通っている方も、品詞や文法の名前について覚えておくと、きっとレッスンで役に立つと思います。
というわけで、今回は以上です。それではみなさん、See you.