第八話 【人間】
ちょっと短いです。ちょっとっつか大分短いです。
まぁ大目に見てください。特に理由はありませんが大目に見てください(ry
じゃっくは てきと そうぐうしたようだ!
何で今俺はこんな状況に置かれている?
俺はこの砂漠をただ飛んでた筈だろ?
完全に一人だった筈だろ?
敵なんて居なかった筈だろ?
この全てに頷ける。お前もだろ?
なら、俺にはできなかった、この説明がお前にできるか?答えろよ。答えろよ。答えろよ。
「・・・・答えろよ!!」
思わず声に出た。が、何ら不自然じゃない。
何故なら、解答者が居るから。目の前に。此処に答えを求める相手が。
ほら。解答者。答えろ。答えろ。答えやがれ。
すると、憎むべき解答者は口を開いた。
俺より遥かに巨大な解答者は。
俺より遥かに巨大な知識を持つ解答者は。
俺より遥かに巨大な経験をしてきた解答者は。
俺より遥かに巨大な仲間を持つ解答者は。
俺より遥かに・・・・裕福な解答者は。
ゆっくり。口を。開。い。た。
「・・・俺が、人間だから」
「・・・ッ!!!」
『人間だから、瞬間移動が可能。』そう言いたいってのか。
人間の巣から一瞬でここまで来たことを、そんな言葉で閉めるのか。
虫と人の差がこれだと?ざっけんな。ざっけんじゃねぇ。ざっけてんじゃねぇよォ!!
「―――――覚悟しやがれぇっ!!」
「・・・いいのか?一対一だぜ?」
解答者。即ち人間に襲い掛かる俺に向かって、また言葉を投げかけてきやがった。
あ?だから何だ?寧ろ一対一の方が好都合だぜ?イカれてんのかてめぇ。
俺は一度奴よりも遥かに高く上昇し、上から奴を見下ろした。
奴はそれに動じた様子を見せず、体の横にぶらさげた棒の先の五つに分かれた物体を、身にまとう布の穴に突っ込んで、悠然と構えていた。
その余裕たっぷりな人間に苛立ちを隠せない俺は、奴の頭目掛けて急降下をしかけた。
上体を屈め、角を真っ直ぐ向ける形で。岩さえ砕くこの角を向ける形で。
文字通り、「目にも留まらぬ」スピードで直下し、奴の頭は割れる――筈だった。
「虫ってのぁ大勢で仕掛けて相手を翻弄するのが王道なんじゃねぇのか?」
「――――!?」
時速280kmは見切られた。奴はほんの数cm体を翻すと、俺を軽々とかわした。
そのまま勢いを止められない俺は為す術も無く、黄土色の地面に角から突っ込んだ。
灼熱の地面が俺の上部を焼き付ける。
「熱っちィ!!!」
「少しは戦略くらい立てやがれ。無鉄砲にも程がある」
人間はそう言うと、下半身の長い二つの棒の片方を振り上げ、俺向けで即座に振り下ろした。
砂から角が抜けない俺の体はいとも容易く奴の棒に叩きつけられる。
結局全身をフライパンに押し付ける形となり、俺は苦痛にもがく。
しかし、やはり俺の数千倍の体を持つ人間の棒から逃れることはできず、体はずっとそのまま。
精精人間の目を下からにらみ付けることすらできなかった。
「・・・生きてやがんのか。しぶとい奴だな・・・」
「・・・・・・くそ・・・ったれ・・・・」
すると、人間の頭部の表面の形が少し変わった。
後に知ることになるが、それは「笑った」ことになるらしい。
「それだけ言えりゃあ中々のもんだ。元々俺はお前を殺す気は無い―――」
そう言って奴は棒を俺から離した。
即座に俺は灼熱の地面から離れる。畜生、体中が痛ぇ。
これは充分殺されると思ったぞおい。
「――――BRT所属、してんのかね」
「・・・・あ?」
あーるは いいたいことが ないようだ!