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第5話  〜旅立ちの時

タウラッグを先に船から送り出し、アーリアとカルア、そしてレイスは浜辺でゆっくりと時間を貪っていた。

このまま、また冒険者として旅立ってもいい。最初はそう思った。しかし昨夜の晩、タウラッグの決意を聞いてからというもの、各々はそれぞれの道を見出し始めていた。

「俺、妖魔に対抗するためにも、魔術を広げる旅に出ようと思う。大きな力を正しい方向に導かなきゃならんってな、今回の戦いでそう痛感したんだよ」

「ほう、貴様にしてはまともな意見ではないか」

「へっ、俺もらしくないとは思うがな」

アーリアの茶化しに、レイスは真顔だった顔を崩して苦笑した。隣でカルアも、はははと笑う。

「さぁて、僕はどうしようかなぁ……? 気ままに冒険者稼業を続けるかもね。それが、僕には一番合ってると思うから。アーリアはどうするの?」

「そうだな、私は……」

胸のペンダントと、腰に装備した小さな剣に目をやり、彼女は空を仰ぐ。潮風の混じった風が鼻腔をくすぐり、真っ青な空が視界一杯に広がる。

「マイリーに仕える者として……神殿を訪れた人々を癒し、国を守るために戦い続ける。そうやって、生きていくのだろうな」

セリアネートの首飾りが、スフィアの宝剣が、きらりと光る。それが、あたかも彼女たちが微笑んだように感じて――

「さぁ、行こう。私たちの、私たちが選んだ道に向って……な」

アーリアは大輪が咲くかのような、輝く笑顔を彼らに向けた。



きっとこれからは、悪夢に迷う事も無いだろう。彼女たちは、いつも自分たちを見守っていてくれるのだから。


〜END〜

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