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徒然備忘録ー小説以降の問題ー  作者: 高山小石
初めましてから半年
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出会いから半年をざっくり

あちこち無料小説サイトがある中で、どうしてなろうサイト様を選んだかというと、たまたま友達から「最近スマホで小説ばっかり読んでる」とメールをもらったからでした。

それがなろうサイト様で、かなり趣味の合う友達だったので、オススメ作品を聞いて、自分も読むようになりました。

(この時は他にも無料小説サイトがあることを知りませんでした)

それまでFC2様の無料小説サイト(FC2小説)にも投稿してはいたのですが、ここでいう「無料小説サイト」は「書籍化される可能性がある」サイト(ex.なろうサイト様エブリスタ様カクヨム様アルファポリス様←これらのサイト様は噂に聞くだけで、自分はなろうサイト様以外は読んだことがないので、どんな感じか知らない)です。FC2様は「ブログから書籍化」はあっても、2014年当時は「FC2小説から書籍化」はなかったように思います。


それまではあちこちの漫画サイトを無料分のみ見ていました。

漫画サイトもいろいろありますが、最後まで無料でアップされていることは少なく、あらすじと無料分を読んだ後は「きっと途中はこうなって、最終的にはああなったんだろうな」という楽しみ方をしていました。

(邪道でしょうが、週刊誌を同級生から借りて読んでいた自分は途中が抜けることがざらだったので、途中が抜けてもそれほど気にならないのです)


それが、なろうサイト様を読むと、なんと今まで途中で止まっていた漫画が最初から最後まで原作者の文章で読めるじゃないですか!

途中が抜けても気にならないとはいえ、読めるなら最初から最後まで作者の考えを読みたいです。

漫画ももちろん好きなのですが、文章の方が圧倒的に情報量も多いし。

ありがたや~~~。


というわけで、自分もずっぽり読むようになったのでした。

起きている間ほぼずっと読んでいます。


かなり精神状態が悪い時期に、すっごく長い作品にハマり、「これを読み終わるまでは死ねない」という「ネタか」とツッコみたい心境で生きながらえたので、本当に感謝しています。

(無事に完結まで読めてスッキリしました。ありがとうございます)



『小説以前の問題』にも書いたように、「このまま死んだら書いてきた作品が日の目を見なくて悲しい」と思い、過去作品をアップし始めました。


最初はPCを触ることすら罪悪感があったので、とにかく以前のようにPCを触れるようになりたいと、毎日過去作品をアップしていました。

(5分でも毎日続けるのが習慣化にいいらしいので)


アップのために昔の自分の作品を読み直し、なろうサイト様で無数の作品を読むことで、PCを開くのにも慣れ、短い作品を書けるようになりました。

およそ半年で長い作品を書けるまで復活できて、本当に良かったです。


自分と同じく苦しい状況にいる友達にそのことを話すと、「ぜひ苦しい状況を文章にしてほしい」と言われました。

言われるまでもなく、自分でも「この状況を絶対に文章にしてやる!」とタイトルも決めて書きかけていました。それこそ遺書の勢いで。

ただこれ、普通に書くと愚痴と誹謗中傷にしか見えない。

でもでも書かないのは自分としても納得いかないので、共感が得られる文章に昇華できるように頑張ります。



夏休み、久しぶりに投稿作品を書いている時期に、小学生の子供の同級生から「小説を投稿するから読んで欲しい」と、手書きの原稿を読む機会をいただきました。


手書きの紙束というのは、なんというか本当に重みのあるものでした。

(自分は文字を書くのが苦手で、小学生の頃からワープロに傾倒していたので余計に。何万文字もよく手で書いたなー、と感動しました)


てか、小学生で投稿するのか! という驚きがまずきました。


小学生の作品は問題なく読めました。内容も普通に良い話で整合性もある。すごいなイマドキの小学生!

(おそらくすでに読書量で負けてそうです)


私ができたのは、せいぜい、わかりにくい場所や冗長な部分の指摘だけでした。


しばらく後に「ちゃんと直して投稿できたから、改稿したものを読んでほしい」と、再び原稿を読ませてもらえました。


すごい! きれいに直している!!

しかも、ふわっとしか指摘できなかったテーマも、くっきり浮き出てる!!!


作品と一緒に、賞の募集要項や、その子が投稿する出版社が出版したらしい小説講座の一部もコピーで入っていました。

(私も小説を書くと話していたので、親切で入れてくれたのだと思います。ありがたく読ませていただきました)

その子本人でも自力で問題点を調べて解決していたんだなぁ、と感心しました。

その作品が賞をとれるかはともかくとして、こちらも負けていられないなぁ、と思いました。


なにしろ「問題なく読めるし、内容も普通に良い話で整合性もある」な評価は、私が自分の作品に感じるのと同じだからです。

こっちはいい大人なので、年齢分は足せてないと切なすぎる(とほほ)。


その子に「同じ賞に投稿してほしい」とも言われていたけど、そこにはすでに私が理想とする小説がいくつもあるので、その作品を超えるネタを思いつかないと、その賞には出せないです。

いつかネタを思いついたら出したいです。



よく「投稿する賞の傾向と対策をとりましょう」と書かれています。

どんな感じが望まれているのか調べるのは、出版社のカラーと合った方が採用してもらいやすいからです。

(少年漫画に少女漫画を投稿するのは明らかに違う。でも少年誌ならどれも同じかっていうと、やっぱりちょっとずつ違う。それがカラーです)


でも、狙いすぎると薄くなる(同じようでかぶらないものになっていくので)。

かといって、外し過ぎるとかすりもしない。


圧倒的な作品ならカラーなんて関係ないのかもしれませんが、そんな作品なら賞に投稿せずとも口コミで有名になりそうですよね。



昔投稿していた時は、傾向と対策が面倒くさくて、傾向を調べずに闇雲に投稿していました。

(自分の作品が何ジャンルかよくわかっていないのもあったし、今ほど細分化されていなかったので)


もしくは第1回目の賞を狙う。

第1回ならまだ何色にも染まってないから、可能性としては高くなる。

(実際は初回でも多少カラーがあると思いますが)


自分もようやくいい大人になったので、以前よりも冷静に考えられるようになりました。

普通の賞だったら、傾向を調べるにも雑誌か本を買うか借りるかしないとできなかったけれど、無料小説サイトなら自宅にいながら無料で読めます。

読むだけで調べたい放題です。



およそ半年で、私が読んだ作品は200ちょい。うち半分は18禁なので割愛。

(18禁は設定が面白いのとそんなに長くないので読みやすいのです←オススメしているわけではございません。年齢に沿ったものをお読みください)


なろうサイト様にきて最初に読んだのは、メールしてくれた友達からのオススメ作品でした。

後から知りましたが、どれも書籍化されていてびっくりしました。


次に読んだのは、自分が無料漫画で読んでいた作品。続きが読める~とウキウキでした。

漫画化され、いくつかは書籍化もされていました。


このときになってやっと、だから最近アニメや漫画に異世界モノが多かったのか、と思いました。

(異世界モノに最初に出会ったのはアニメでした)

いきなり異世界モノがどんどんどんどんアニメにも漫画にも増えてきたので、なにがあったのかと思っていたら、こんなところに大元があったのねー、みたいな。


その後も何度か友達とメールでオススメを送りあったのですが、それもどんどん読み終わり。


次に読む作品に迷ったときに目に入ったのが、「この小説をブックマークしている人はこんな小説も読んでいます!」でした。

それでひたすらブックマークを巡るようになりました。

確かに、似たテイストの作品がブックマークされていることが多いので、ブックマークからブックマークへと読んでいきました。

(だから自分のブックマークは友達にオススメする作品を入れようと思いました。あれが、実はただのしおりじゃなくて応援できるものでもあると後から知りました。読んだ印につけている方もいらっしゃる。もし最初からわかっていたら自分も応援こみ読書記録としてひたすらブックマークしていたと思います)

(なろうサイト読書記録は最初はケイタイにメモしていたのですが、途中でジャンル別にノートに手書きしていました。でも、同じ作者でも多ジャンル書かれていることが多いので、今度からは作者別でルーズリーフに書き出していくつもりです)

(なんでわざわざ記録するかというと、ざらざら読んでいるので、もう読んだか読んでないかもわからなくなるからです。タイトルは読んだそばから忘れるし、出だしは覚えていてもラストを覚えていないのが多い。もちろん好きな作品は覚えていますし、すごく気に入った作品は読み返しています)


中でも、完結しているものばかりを狙うようにしていましたが、同じ作者なら未完でも読むようになりました。


で、100作品読んだので、傾向と対策を講じようと思ったわけです。


異世界    30

異世界転生  30

悪役令嬢   21

異世界召喚  12

現代      7


私がなろう様で読みたいのは異世界モノなんだなーって、あらためて思いました。

現代モノは、気に入った作者の他作品に現代モノがあったからで、狙って現代モノを読むことはありませんでした。

(たまたま読んだ現代モノが面白いと、すっごくお得な気分になれます)


その中でも本になった作品は、さすが本になっただけあって面白かった。


多くの賞で指定されている「10万文字以上」がなんでかも、なんとなくわかってきました。

確かに本にするのにその量がいるのかもしれないけれども、3~5時間でカタルシスが得られる、ということ。

一日で読み切れて、気分転換するのにちょうどいい量だなって思いました。


長い作品もその世界にどっぷり浸れて好きなのですが、自分は100ページを超えると、よほど面白くないと読み続けられなくて(途中が抜けてても気にならない邪道体質なので「最後まで読まないと落ち着かない」という気持ちが薄いのです)、何作品も脱落してしまいました。脱落分は数に入れてません。

脱落する理由が、途中で「同じ事の繰り返しだな」「うすまったな」「先はこうだな」と感じたことでした。

もちろん、500を超えても夢中で読んだり、何年も未完の作品でも続きを読みたいと思ったり、もう一度最初から読み直したり、書籍を買ったりしている長い作品もあります。


この差ってなんだろう?


おそらく、私が作品に求めるのは感情の揺れなんです。

ふわっとゆるい四コマ漫画も好きだけど、できれば2時間ドラマや映画みたいに山あり谷ありで納得いくラストでさくっと終わって欲しいのです。

(ゆるい日常四コマが好きな人は長い作品を好むんじゃないかな、と勝手に思っています)

個人的には、漫画でいえば12巻くらいで完結してほしい。

アニメなら1クール(12~13話)か長くても2クール(24~26話)で終わってほしい。

きっと自分は気が短いのでしょう。


みんなが自分と同じ好みじゃないのはわかっています。

ただ、自分の好みじゃない方向に頑張るのと、自分の好みの方向に頑張るのなら、自分の好みの方向に頑張る方がうまくいきやすいのもわかっています。

だから「自分の好み」「自分の方向性」を知るのはとても重要だと考えています。


「問題なく読めるし、内容も普通に良い話で整合性もある」

これを『小説以前の問題』をクリアした状態だと考え、最低限の文章力と構成力はあるとします。


私がなりたいのは、月にいくらも稼げる作家です。

仕事にしたいなら「ひとつの作品を書くのにどのくらいの時間がかかるのか」というのはすごく重要です。


今の自分は3千文字前後の作品なら(内容はともかく)一日で書けます。

少ないですが、これでも800文字からしたらかなり増えました。約4倍です。


次に私が頑張る方向としては「10万字の作品を簡単に書けるようになること」かな、と思いました。

(イメージとしては筋トレをして基礎体力を上げる感じです)

10万文字が2時間ドラマか映画なイメージなので、自分の好みである10万文字がちょうどいい。

長編はそれを繰り返せばいいので、一区切りの量を3千文字→10万文字に増やしたいと思います。

(およそ33倍ですね!)


でも現在、私の作品で10万字を超してるのは異世界怪盗団しかない。


異世界怪盗団を書いている時、一日平均2千文字書いていました。

単純に計算すると、100,000÷2,000で、50日。

実際に見てみると、5月22日~7月31日までかかっていたので、10+30+31で、71日かかってました。

行事のある平日や土日は書けないので「2ヶ月ちょいかけて10万文字を書く」という感じです。


なら、ひとまずの目標は「2ヶ月で10万文字作品を書く」です。


だいぶスッキリしてきました。


ジャンルを狙い撃ちして書けるようになる前に、まずは10万文字を毎回書き切る力をつけたいと思います。

(まずは筋トレ。その後で、美しくなるようなボディメイクに移行する予定)


また半年後に少しでも結果が出せますように。

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