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逃争

作者: ひいらぎ

逃げてるなぁ。


メールの返事しないと。あ、まだ読んでない漫画ある。


そんなたいしたことない理由ばかり集めて忙しいふりして、ふいに起こった欲求のアンテナを受信すること避けている。


「目を背けるくらいなら初めからやらなければいいのに。」


黒いツンツンした者が心の真ん中くらいで囁く。棘を指すかのように。


けど。


「そうじゃないんだよな。」


めんどくさいという感情を所持しているのも事実。


挑戦したい欲求をプイッと無視することが多いのも認める。


ただ多分向き合ってないとか逃げてるとかじゃなくて労力を使うことを避けているという言い方の方がが近い。


それは終わった後の充実感より行動した疲労感が勝るからだ。


スポーツとは逆で。


だから戸惑うのだろう。


けどそれ自体が言い訳な気がしてきた。


まぁ、難しいこと考えずにとりあえず、


やるかぁ。


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