表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/5

4話

「動けっ! もっと動けっ!」

 総一朗は自分に言い聞かせる様に叫ぶ。

 外に出た鉄人に向かって警備員が殺到してくる。

 蟻の群れを思わせる圧倒的な数だ。

「クソっ! 機体が重い」

 機体には装甲が追加してあった。

 正面切っての殴り合いなら有効だが、歩兵相手では邪魔なだけだ。

 両手に持ったマシンガンで薙ぎ払い、距離を保つ。

 総一朗がパネルを操作し、倒れた警備員をズームした。

「やっぱりか」

 そこには白い液体を流しながら倒れている人体が映っていた。

「道理で熱量が小さ過ぎる訳だな……だが、これで遠慮はいらない」

 総一朗はマシンガンを連射し、出口を目指す。

 次の角を曲がればメイン通路に出る筈だ。

 そうすれば直進すれば出口に着く。

 が、そうは問屋が卸さない。

 モニターに反応が6。

「この熱量、戦車か」

 建物等で見えないが、その方向に視線を送る。

 戦車は6台で編隊を組み、こちらに向かって来ていた。

「先手を取らないと袋叩きだ」

 予想進路をモニターに出しながら、脚部ミサイルポッドをそちらに向ける。

 トップアタックを狙い、残弾全てを発射する。

 そしてすぐに移動する。

「何機残るか……」 

 全機撃破が理想だが、それは無理だろう。

 一機でも多く破壊してくれる事を祈りながら、鉄人を迎撃し易い位置に走らせた。

 

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ