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2話〜毛皮は高い?〜

「なぁクレスさっきの話なんだけど・・・」

「ん?何だね?」

「このアーヴァウスだっけ?平和になったって言ったけど

それなら何で怪物(モンスター)がまだいるんだ?」

俺は歩きながら慎吾と話しているかのように話してみた

「あぁ、そういえば言って無かったね

怪物(モンスター)は死んでもまた現れるんだよ」

「え?じゃぁ倒している意味は無いんじゃないの?」

「うむ・・・確かに倒してもまた現れるが意味はあるぞ」

「どんな?」

「簡単なことだよ、自分が死にたくないとか誰かを守りたいとかそういう事だ」

「?」

俺は言っている意味が分からなかった

「少し難しかったか?なら・・・例えば私がアキラに剣を向けて

[ここで死ね]とか言って殺そうとする

アキラは剣を持っていてアキラの後ろは崖だったとする

こういう場合だったらアキラはどうする?飛び降りるか?そのまま殺されるか?」

「そりゃぁ・・・戦うでしょ」

「だろう?だから戦って倒す意味もできるわけだ」

「ふぅ〜ん」

俺は納得したように言った



「そろそろ村が見えてくるころだぞ」

クレスの言う通り村が見えてきた

村へ行く途中何匹もの怪物(モンスター)が何回か襲ってきた

そのつど俺達は怪物(モンスター)を倒していき毛皮を剥ぎ取っていった

十匹で群れを成して襲い掛かってきた時もあった

さすがにその時は少しやばかったが何とか倒していった

俺は怪物(モンスター)を倒していくうちに少しずつ剣の腕が上達していった


「そうだアキラ、今更だが私とこの世界を旅していかないか?」

「ん〜・・・このまま置いて行かれても困るし、こっちからお願いするよ」

「よし、なら決まりだな」

そんなことを話している間に村へとたどり着いた



「まずは手に入れた毛皮を売って宿とお前の剣だな」

ぐぅぅぅぅ〜・・・・

俺の腹が物欲しそうにうなった

「その前に腹ごしらえが先か」

クレスは笑って言った

俺とクレスはとりあえず毛皮を売ってその金で何か食べ物を買おうと決めた

この村の質屋に行き大量に持っていた毛皮を5000ルースで売れた

「5000ルースってどれくらい高いの?」

「そうだな・・・この村の宿で2週間くらい泊まれるかな」

「へぇ〜そんなに高いんだ毛皮って」

「いや毛皮自体はそんなに高くないけど今回のは少し丈夫なのが

たくさんあっただけだよ」

「ふぅ〜ん」


ぐぅぅぅぅぅぅ〜・・・

今度は二人一緒に腹がなった

俺とクレスはお互いの顔を見て笑った

俺達は市場に行き、肉と野菜それと飲み物を大量に買っていった

「これで1週間は持つだろう」

全部で700ルース程だった

俺達は宿を探して厨房を借りた

「さてと、誰が作る?」

「俺が作るよ結構うまい方だし」

「そうなのか?では任せた」


30分くらい経った

机の上にはおいしそうに湯気を出し、半透明なスープの上に浮かんでいるロールキャベツと

薄くスライスしたトマトとオニオン、少し水気を帯びたレタスの野菜サラダが二人分あった

「おぉ〜見た目はなかなかだな」

「いいから食おうよ、もう腹へって死にそう・・・・」

「あぁそうだな」

俺とクレスはサラダから食べ進めていった


「なかなかうまかったな」

「あぁ自分で言うのもあれだけどな」

「ふぅ・・・さて腹ごしらえも済んだことだし

そろそろアキラの武器でも買いに行くか」


俺達は村の様々なとこを回りながら

日が暮れるころに武器屋に入っていった

「どんな物をお探しですか?」

武器屋の店主が聞いてきた

「そうだな・・・軽くて丈夫な剣を見せてくれ」

店主は店の奥へと行き10分程してから

店の奥から出てきて剣を3つ持ってきた

「うちで軽くて丈夫なのはこの3つですかね」

「ふむ・・・・」

クレスは順番に剣の刃先を見ていった

「ではこれを貰おうか」

クレスはそう言い3つの中の1つを選んだ


「それでしたら1900ルースになります」

「む・・・高いな、まぁいいだろそれで買おう」

「まいど〜ありがとうございました〜」

クレスは買った剣を俺に渡した

「さぁこれはお前の剣だ」

「あぁありがと」

そう言って店を出るともう日が落ちていた

俺達は宿へと向かった

夕食は宿の方から持ってきてくれた

ここの宿は一泊2食付きで400ルースだ

俺達はそれを食べ終え少し話をした

俺の世界のことクレスのことなどだった

話をしてから1時間くらい経って俺達はそれぞれのベッドへと入っていった

この世界に来て初めて眠った・・・・・

今回はあまり良くできませんでしたね^^;

次はがんばって書きます

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