第一章終 第5話
俺は自分の部屋へ入るとまた
ベットに寝転がりそのまま寝てしまった
俺は目を覚ました
また夢の中で・・・・・
しかしこの夢は暗闇や光の中ではなく
あの荒れ果てた荒野の上にいた
俺は荒野で立ったまま目を開けた
しかし今回はあの沢山の人が何かと戦っている場面ではなく
一匹の黒い龍が俺の目覚めを待っていたかのようにその場にいた
「汝何を望む」
黒い龍はいきなりそう言った
「・・・・・あぁ、もしかして神○?」
「ボールも集めてないのに出てくるなんて、さすが俺の夢」
俺はてきとうに言った
「・・・汝何を望む」
黒い龍は返答もせずに言った
(無視かよ・・・・・)
「望むって何でもくれんの?」
俺はそう聞き返した
「我が与えるものは・・・・力」
「力?何の力?」
「戦う力、守る力そして・・・・魔法の力」
黒い龍はそう言ってきた
(・・・・魔法?やっぱりゲームのしすぎかな)
俺は微笑しながらそう思った
「じゃぁ戦う力と魔法で」
俺はどうせ夢だと思い、てきとうに選んだ
「了解した」
そう龍が言ったとたん龍の体が二つの光へと姿を変え
また光が俺の中へと入っていった
突然体が熱くなった
「な、何だこれ・・・・」
俺はわけが分からないままその場で混乱していた
そしてまたこの荒野が崩れていき俺は現実で目を覚ました
ゆっくり起き上がって時計に目をやると深夜の2時だった
親父は今爆睡中だろう
俺は立ち上がって急いで玄関を出て行った
何故だかはわからないとにかく行かなくては
俺はそんな気がしてならなかった
自転車に乗りペダルに力をいれ全力で走った
たどり着いた先はどこかも分からない潰れた工場だった
来た道も分からないほど全力でここへ来た
工場の中に入りあたりを見渡した
人気の無い静けさで不気味に思えてきた
そんな時一つの声が聞こえてきた
「ふぇっふぇっふぇっ待っておったよ」
そうあの老人の声だ
老人がいつのまにか月明かりでよく見える位置に立っていた
「爺さん・・・あんた何者だ?」
「それに俺を待ってたって・・・・・」
俺はそう言った
「わしか?わしはだな・・・・・」
「そうだな、怪物とでも言っておこうか」
老人がそう言った時突如として老人の姿が見る見るうちに変わっていった
老人は・・・いや怪物はまるで話に出てくる吸血鬼のような姿になっていた
俺はわけが分からないままその場に立ち竦んでいた
怪物はいきなり殴りかかってきた
俺はとっさにそれを避け横へと転がっていった
「い、いきなり何をするんだ!」
俺はそう言った
「いや〜ねぇお前にはここで死んでもらうよ」
俺は一瞬言っている意味が分からなかった
しかし次の瞬間いつの間にか俺の目の前にいた怪物が鋭く細い爪を俺目掛けて振り下ろした
俺は近くにあった鉄パイプを握ってとっさに振り下ろされた爪と押し合うような形で抵抗した
「ハッハッハッそんな棒っ切れで何ができるのかね?」
「くっ!」
力の差は歴然だった明らかにこちらの方が不利な体勢で押し合っているため
非力な抵抗など一瞬の防御にしかならなかった
怪物は遊んでいるかのように少しずつ力をいれていった
(やられるっ!)
そう思ったとき右腕の龍の模様が赤く光った
その瞬間体が勝手に動いたのか俺は怪物の爪を弾き返していた
「ちぃ!覚醒していたのか!」
怪物は退いて何やらわけの分からない言葉を発した
「エミウス・トレイ イリエンド・コウズ アインディレイ・・・・・・・」
(???)
怪物が何かを言っていると怪物の後ろにブラックホールのような物が現れた
「エレンド・ラインスライク ウォルト・シィン・・・レイス!」
最後の言葉を言い終えた直後あのブラックホールのような物があらゆるものを吸い取り始めた
無論、怪物も吸い込まれていった・・・いや自分から入っていった
俺は近くにあった機械に掴まり必死に耐えていた
しかし俺はその機械ごと浮き上がってブラックホールの中へと吸い込まれていった・・・・・
この出来事から俺の人生は変わっていった・・・・・
さぁ何かよくわからずに急展開!
この先どうなっていくのでしょうか!?
それは俺にもまだわかりません・・・・・orz
思いつきで書いていますから^^;