第3話
俺は目を覚ました
いや正確にはまだ夢の中だ
俺は夢の中で目を開けた
起き上がりあたりを見渡すと
そこは暗闇だった
深い深い黒一色しかなかった
俺は歩き出した
どこへ向かうわけでもなくただ前へ前へと歩き出した
ここが何処なのかはあまり気にしなかった
どうせ夢だろうと思っている
もうどれくらい歩いたのだろう
俺はこの世界を延々と歩き続けている
何処まで行っても黒一色しか無い
それどころか暗闇はより深さを増すばかりである
どんなに歩いても疲れることは無い
夢なのだから当然であろう
疲れないために止まる理由も無く
ただ暗闇を延々と歩き続ける
そんな時一点の白・・・・光が見えた
俺はその光に吸い込まれるかのように歩いていた
少しずつ光が大きくなっていき
やがて光が俺を包み込んだ
さっきの暗闇が嘘かと思うくらい
白一色しかなかった
その白い世界でも俺は歩き続けた
しばらく歩き続けると
突然台風でも来たかのような
突風が俺の前から吹いてきた
俺は反射的に目を強く閉じた
風が止み恐る恐る目を開けた
眼前に広がる世界は
荒野だった
木も草も生えていない荒れ果てた荒野
しかしそんなことはどうでもいい
今は目の前で起きている異様な光景が気になっていた
沢山の人・・・・いやゲームとかで言う兵士や戦士
魔法使いなどが何かと戦っている
そこには老人や女性ましてや子供までもが戦っている
戦っている相手はなんというかこの世のものとは思えないほどの
とても巨大で大きなやつと戦っている
中には小さなやつも大きなやつもいる
「こんな夢を見るなんてゲームのしすぎかな」
俺は微笑しながら言った
そのとき一つの光が俺目掛けて飛んできた
俺は避ける間もなくその光に当たった
その光は俺の中に入るかのように消えていった
「な、なんだ?」
俺は自分の体を見回した
しかし何処にも変化は無い
俺はあの光のことを考えていると
不意に一人の男が振り向いて何かを叫んでいた
その瞬間この世界が崩壊したかのように崩れていった
「ア・・」
「ア・・ラ」
「ア・キラ」
「アキラ!!」
「うお!?」
俺はベッドから飛び起きた
「や〜っと起きたか」
俺は寝ぼけたままあたりを見渡した
そこはいつも通りのお俺の部屋だった
目の前には親父がいる
「さっさと行かねぇと遅刻すっぞ?」
「へ?」
時計を見てみると午前8時を過ぎていた
「うわぁ!何で起こしてくんなかったんだよ!」
俺は猛ダッシュで制服に着替えた
「何言ってやがんだ、あれだけ起こしても起きないお前が悪い」
俺は急いで焼いてあったパンを手にとって玄関を飛び出していった
「お、おいそれ俺の・・・・」
「いってきま〜す」
俺は親父の言葉を無視して学校へ走っていった
今回のは夢ばっかでしたね^^;
小説の書き方でおかしいと思うところは
どんどん言ってください^^