6話〜謎の声?〜
「さて、ようやく町に着いたか」
俺達は今町の門の前にいる
途中ハンターウルフが大量に襲ってきたが
レイズもいたおかげか意外と早く着いた
もう夕方なのだが普通は3日かかるらしい
クレスが警備兵に門を開けるよう言った
すると門がゆっくりと開いていった
「さぁ、入ろうか」
俺達はとりあえず途中怪物の戦利品をこの町の質屋に売って宿を探した
宿を見つけ部屋へと案内してもらいそこにあったベットに腰を下ろした
「さて、さっきの続きだが・・・・」
「あぁで、あんたは俺に何をしてほしいんだ?」
「ふむ・・・・そうだな・・・」
「では、私達と一緒に旅をしてくれ」
「えええぇぇ!!」
俺は思わず声に出してしまった
レイズも呆然としている
「何だアキラは嫌か?」
「いや・・・そういう訳じゃないけど・・・・」
「なら良いではないか」
「ちょ、ちょっと待てよ!俺の意見は!?」
「レイズ、君が出してきたことだぞ
一度言ったことを無かった事にするのかね?」
「くっ!・・・・・・分かった・・・その代わり条件がある」
「条件?何かね?」
「さっきも言ったとおり俺はトレジャーハンターだ
次の場所の宝を狙ってる、それを手伝ってくれ」
「それじゃぁあの勝負勝っても負けても一緒なんじゃ・・・・・」
俺はそう小声で呟いた
レイズが鋭い目ででこちらを睨んだ
「な、何でも無いです!」
「ふむ・・・・・いいだろう、次の場所とは?」
「アスカロの近くある遺跡の中だ」
「アスカロ?」
「アスカロとは砂漠に位置する場所でね結構近いのだが
怪物が結構強くてねとても危険な場所なのだよ」
クレスが丁寧に説明してくれた
「そんなことも知らねぇのかよ、とんだひよっこだな」
「む・・・・・・そう言う君も空腹で倒れるなんて情けないよねぇ」
「何だとぉ?、やるって言うのか?あぁ!?」
「まぁまぁそれくらいにして、君はどうしてそこに行きたいのかね?」
「そりゃぁお宝があるからに決まってんだろ」
「それをどうするんだね?」
「そんなの売るか私物にするかのどっちかだろ」
「あんな危険な場所にかね?」
「普通はそうだろ、簡単だったらつまんねぇしな
それに情報屋の話だと遺跡の中は罠があって怪物は入れないみたいだぜ」
「その情報確かなのかね?」
「多分な、結構評判良いらしいしな」
「ふむ・・・いいだろう、何時行くのかね?」
「3日後だ、その日に遺跡の周りの砂嵐が止むらしい」
「ふむ・・・・・まぁここからアスカロまでは1日で着くから
そんなに急ぐことはない訳だね」
「まぁそういうことだな」
「でわ、明日の午後出発するとしよう」
「あぁ頼む」
(何だか話がついていけないな・・・・・・)
俺はそう思ってしまった
同時刻―――――アーヴァウスのどこか
「龍の紋章を持つ者がケルマスに着いたそうだな・・・・・」
低い声が響き渡る
「は!どうやら次はアスカロに向かうそうです」
「そうか・・・龍の紋章の力が手に入れば、再びこの世を暗黒へと導いてやろうぞ」
「・・・・・・・・」
「次はアスカロだ!アスカロに向かい罠をはれ!」
「紋章を覚醒させよ!」
「は!もうすでに一つは覚醒してるようです」
「一つ?紋章は一つではないのか?」
「どうやらあやつは紋章を2つ持っているそうです」
「はっはっはっ!そうか!それはうれしい誤算だ」
「では行け!」
「は!」
「ふははははははっ!・・・・・・」
―――クレス一行―――
ガツガツッガツガツッ・・・・ゴクン!
俺達は宿が出した夕食を食べていた
例のごとくレイズは鬼のように貪っていた
やっぱり肉類を・・・・・・・
今日の夕食は焼肉に近い物だった
肉はまた怪物の肉であとは野菜があった、唯一違うのはタレだった
タレは妙に赤く結構辛かったがなかなかうまかった
「ふぅ〜・・・うまかった〜」
「やっとまともな食事が食べられたよ」
「はは、そうだな・・・・・」
「どうしたの?クレス」
「ん?いや、ちょっとな・・・・」
「?」
「じゃ俺もう寝るわ」
「うんお休み〜・・・・・・・って早!?」
2時間後
俺とクレスはベットに座っていた
レイズはというと・・・・熟睡中であった
「ねぇクレス・・・・」
「ん?何かね?」
「聞いたこと無かったけど・・・・」
「?」
「この旅の目的って何?」
「目的・・か・・・」
「?」
「そうだな・・・少し昔話をしよう」
さぁ何やらクレスが語ろうとしています
正直次の話考えるの結構悩みますw
さてレイズの仲間に加わる?見たいですし
ここで軽く人物紹介します
名前:衛藤 明(15歳)
職業:中学生?
クラス:魔法剣士 紋章:龍 力と魔法
名前:クレス=レイフォンド(35歳)
職業:旅人?
クラス:剣士 紋章:隼 力
名前:レイズ=アスターク(18歳)
職業:元?トレジャーハンタ−
クラス:槍使い 紋章:不明 不明