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5話〜紳士?VS謎の男?〜

俺は目を覚ました

今回は夢を見ないで

目を開けると木々の間から日差しが差し込んでいた

そばには昨日の()き火がまだ煙を出していた

俺は立ち上がって背伸びをした


「ん?起きたのか」

クレスは樹の根に座っていた

「おはよう・・・・」

俺は正直まだ眠かった

「朝食でも食べようか」

そう言ってクレスはりんご2つ取り出して俺に1つ渡した

「何だ?物足りないか?」

「いや、これでいいよ」


「さて、そろそろ出発しようか」

朝食を食べ終え10分程してからクレスがそう言った




「どいたどいたぁ!」


「げほぉあ!!・・・・・・」

いきなり樹の上から男の声がしてジャストミートで俺の腹へと入ってきた

俺はその場に倒れこんでしまった

「どけっつったのに」

「な、なんだ君は?」

そこには上下青い服を着てその上から鎧を着た男がいた

「お、まだ人いたか頼むから・・めし・・を・・・く・・・・れ・・・・・」

そう言っていきなり倒れてしまった

「お、おい大丈夫か!?」

「アキラもしっかりしろ!」

どちらも返答が無かった





ガツガツッガツガツッ・・・ゴクン!


静かな森に食べものを(むさぼ)る音しか聞こえない

「すげぇ〜・・・・・」

俺は何とか起き上がって本音を口に出していた

3日分くらいあろうかと思う材料が見る見るうちに無くなっていく

主に肉が・・・・・・・


「ぷはぁ〜・・・・・ごっそさん、危うく死に掛けたぜ」

そう言って肉類を殆ど全部鬼のように貪りつくした


「ずいぶんとまぁ、食べたね・・・・・・・・

で、どうして君はこんなところにいたんだね?」

「そりゃぁケルマスに行くに決まってんだろ」

「でも君が来た方向はケルマスとは逆の方向だぞ?」

「いやぁそれがさぁ聞いてくれよぉ」



「昨日の昼に向こうの方の樹の上で昼寝してたんだよ

そしたらいつの間にか荷物が下に落ちちまって

怪物(モンスター)に飯を食われてたんだよ」

「で?そのまま何も食べずにどうしてたのかね?」

「腹ぁ減ってたんだけどよ気を紛らわせようとずっと寝てた

で、今日腹減りすぎて朝早く起きたらこっちに煙が見えてたんで

こっちに人がいるかもしんねぇて思って来たって訳よ」

「ふむ・・・そいつは災難だったな」

「だろう?だから人がいてラッキーだったぜ」



「さて・・・と、飯(おご)って貰った礼にとりあえず自己紹介しとくぜ」

「俺の名はレイズ、レイズ=アスターク」

「私はクレス=レイフォンド」

「俺は衛藤 明です」

「クレスさんは良いとしてそっちのは変わった名前だな」

「あぁちょっと事情があってね」

「ふぅ〜ん・・・まいっか」



「ところでクレスさん、あんた強そうだなちょっと手合わせ願いたいんだが」

「いいけど・・・またどうしてかね?」

「いやぁ実は俺トレジャーハンターでね

次の場所は一人じゃぁちょっと手ごわいんでね仲間を探してんだ

もし俺が勝ったらちょっと手伝ってくんねぇかなぁと」

「ふむ、なるほど・・・では私が勝ったら何をしてくれるのかね?」

「そうだな・・・何でも一つ言う事聞いてやるよ」

「そうか・・・では、やろうか」

そう言って少し広いとこへ場所を移った



レイズは背中に持っていた長い袋を開け全身が赤色の槍を取り出した

「ほう・・・・・槍使いか」

「あぁ、剣もいいんだがこっちの方が俺に合ってるんだ」

「そうか、では始めようか・・・・」

そう言ってお互い静かに構えた


そのまま30秒くらい動かなかった

その時突然風が吹き木々がざわついた



キィィィン!キィィィィン!


風を合図にしたのか一瞬でお互い間合いを詰めて

槍と剣をぶつけ合った

そしてお互い一歩下がってまた動かなくなった



先に動いたのはレイズだった

鋭い刃先をクレスに突きつけた

槍というだけあって範囲は長く少し離れてても攻撃してきた

クレスはそれをかわし一瞬で間合いを詰めた

「ちぃっ!」

レイズは槍を一旦引き戻し縦に回した

「むっ!」

クレスは一歩引いてそれをかわした

そしてまたお互いに一歩下がり体勢を整えていた


「へっ!やるなクレスさん」

「そっちこそなかなかできるではないか」

そう言ってまたお互いに攻撃し始めた



キィィン!キィィィィン!!


(こんなことしてて良いのかねぇ・・・・)

俺は木の根に座り攻防を見ながらそう思った



(さて・・・そろそろいいころかな)

クレスは一気に間合いを詰めて剣を水平にして横から斬りつけた

「くっ!」

レイズはとっさに槍でガードし弾き返した

「うらぁ!」

レイズは槍を少し短くして横に振り回した

が、そこにはクレスの姿はなかった

「こっちだ・・・・」

声はレイズの後ろから聞こえた

クレスはレイズの背中を肩でタックルした

そして倒れたレイズの首に剣をそえた

「私の勝ちだな」

「くっ・・・・・」

そう言ってクレスは剣をしまった


「あんた!最初手ぇ抜いてたな!」

レイズが立ち上がってそう言った

「あぁ、どれほどの腕前か確かめてみたかったからな」


「さて、後は町に着いてから話そうか」

さぁいきなり何か登場しました

もうきずいてるかと思いますが

レイズは仲間になります

レイズが出した約束のせいで・・・・・

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