編みかけのマフラー一本で異世界転移した私、戦闘力ゼロですが「祖母の編み物」が世界最強の防御結界だったようです ~『編みかけ、にて。』第一話~
「外れだ。掃き溜め行きだな」
鼻で笑われた瞬間、私は理解した。
この世界でも、私は「使えない人間」らしい。
話が早すぎる。せめて自己紹介くらい、させてほしかったんですけど。
――宮野紬、二十八歳。毛糸メーカー勤務のOL。唯一の肉親だった祖母を亡くしたばかり。
そして今、なぜか剣と魔法の異世界・冒険者ギルドのど真ん中に立っている。
ことの始まりは、昨夜だった。
祖母の葬儀の夜。遺品の籠の底に、片方だけ編まれた毛糸のマフラーを見つけた。
「おばあちゃん、これ……まだ編みかけだよ」
そう呟いて握りしめた瞬間、視界が真っ白に染まり――気づけば、ここにいた。
石造りの広間。剣を背負った屈強な男たち。中央に据えられた、大きな水晶。
そして私を見下ろす、金髪を几帳面に撫でつけた青年。
「転移者、か。ふん、また英雄気取りが湧いたな。手のひらを水晶にかざせ」
彼――ギルド職員のリカルドと名乗った男は、私を水晶の前に立たせた。
この世界『ヴェルダ』では、転移者は【ギフト持ちの英雄】とされるらしい。周囲のざわめきにも、どこか期待の色がある。救世主の到来、というわけだ。
(いや、無理だよ。私、ただのOLだよ。剣も振れないし、魔法なんて知らない)
おそるおそる、水晶に触れる。
光がにじみ、私の頭上に文字が浮かんだ。
【戦闘力:0】
【魔力:0】
【スキル:編む】
……。
なにそれ。
戦闘力ゼロ。魔力ゼロ。そしてスキルが「編む」。
(詐欺でしょ。異世界転移って、もっとこう、剣聖とか賢者とかじゃないの?)
広間が静まり返り、次の瞬間――どっと笑いが起きた。
「編む、だってよ! ばあさんの内職スキルか?」
「救世主どころか、おばあちゃんの登場だ! ぎゃはは!」
リカルドが冷たい笑みを浮かべる。値踏みするような、人を数字でしか見ない目だ。
「聞いたか? 戦闘力ゼロ、魔力ゼロ。価値のない数字だ。お前のような外れに、英雄の席はない。おい、こいつを雑用係に回せ」
反論する気力もなかった。
社畜時代、理不尽なノルマに耐え続けたあの頃と同じ。喚いたところで何も変わらない。
「……わかりました」
「なんだ、反論もないのか。賢明だな。さっさと物置へ消えろ」
(喚いたところで、何も変わらない。社畜時代と同じ。呑み込んで、頭を下げて、また呑み込んで)
あてがわれた狭い物置で、転移時に持っていた荷物を片付ける。
――けれど、おかしい。
スマホも、財布も、鞄も、何ひとつ手元にない。
残っていたのは、たった二つだけ。
祖母が遺した、編みかけのマフラー。
そして、いつも祖母が使っていた、古い竹の編み針。
「なんで、これだけ……?」
冷たい石床に座り込み、私はマフラーをそっと胸に抱いた。
なぜこれだけが、私と一緒にここへ来たのだろう。
まるで、おばあちゃんが「持っていきなさい」と言ったみたいに。
――紬。編み物はね、一目ずつ“この子が暖かくありますように”って祈りを込めるんだよ。だから手編みは強いの。
耳の奥で、祖母の声がよみがえる。
「……うん。覚えてるよ、おばあちゃん」
私は編み針を握りしめた。
「掃き溜めでも、私は私の手を動かす。それだけは、誰にも笑わせない」
――――――
雑用係の日々は、社畜時代と大差なかった。
床を磨き、鍋を洗い、罵声を浴び、誰にも感謝されない。
違うのは、夜だけ。
物置に戻ると、私は祖母の竹編み針を取り出す。糸は厨房で捨てられていた麻紐をほどいたもの。みすぼらしいけれど、それでも編んでいる間だけは、心がほどけていく。
指が覚えている。一目、また一目。
その夜、私はギルドの裏路地で、震える小さな影を見つけた。
痩せこけた身体、大きな瞳、ボサボサの髪。九歳くらいの女の子が、かじかんだ手を抱えてうずくまっていた。
「これ、使って」
気づけば、編み上げたばかりの手袋を差し出していた。色違いの、不格好な手袋。
少女――ニナは、おそるおそるそれを受け取り、はめた瞬間、目を見開いた。
「……あったかい。それに、なんだか……こわくない」
その時だった。
ニナの頭上に、淡い光の文字が浮かんだ。
【祖母の加護:状態異常無効】
「え――」
私は息を呑んだ。
まさか。これが、私のスキル『編む』の正体?
編み込んだ祈りが、装備に効果を付与する――?
試すように、私は次の夜、ニナのために帽子を編んだ。ケーブル編みで。前世で何度も編んだ模様。
編み上がった帽子をかぶせると、文字が浮かぶ。
【物理防御+大】
(ケーブル編み=物理防御……ガーター編みなら、魔法防御?)
背筋が震えた。
前世で覚えた編み図の知識が、そのまま魔法回路の設計図になっている。編み方の一つひとつが、効果を生む。
戦闘力ゼロは、本当だ。
でも――私が編んだ装備は、もしかしたら。
「お姉ちゃん、すごい! これがあると、ニナ、もう寒くないよ。おなかも痛くならないの」
ニナは色違いの手袋をぎゅっと握りしめ、すり切れても外そうとしなかった。
「これがあると、こわくないの」
その一言が、胸の奥に火を灯した。
――私のこれは、外れスキルなんかじゃない。
誰かを、暖めるための力だ。
おばあちゃんが、教えてくれた力だ。
物置に戻り、編みかけのマフラーをそっと撫でる。
「……おばあちゃん。私、わかった気がする」
まだ謎は残っている。なぜマフラーは編みかけのままなのか。なぜこれだけが、私と共に来たのか。
その答えは、もう少し先で待っていた。
――――――
「おい、雑用女。お前、クビだ」
ある朝、リカルドが薄笑いを浮かべて告げた。
「鍋を一つ割っただろう。損害分、働きで返してもらうつもりだったが……まあ、お前のような外れに、これ以上飯を食わせる価値もない」
割ったのは私じゃない。先輩の冒険者が酔って蹴り飛ばしたのだ。けれど誰も庇わない。手柄は奪い、失敗は押し付ける。それがこの男のやり方だった。
社畜時代も、こうだった。
理不尽を呑み込んで、頭を下げて、また呑み込んで。
――でも。
もう、いいや。
私はゆっくりと顔を上げた。
喚かない。怒鳴らない。ただ、まっすぐに彼を見て、口を開いた。
「わかりました。私、辞めさせていただきます」
リカルドが、虚をつかれたように眉を動かす。
「ついでに、お伝えしておきます。自分のお店を持ちますので」
「……は? 店だと? 戦闘力ゼロの、編み物しかできない女が?」
「ええ。編み物しかできません。でも、それで十分なんです」
私は祖母の竹編み針を髪に挿し直し、ニナの手を取った。
「行こう、ニナ」
「うん、お姉ちゃん!」
背中で、リカルドの嘲笑が聞こえた。
「ふん、三日で野垂れ死ぬぞ!」
――三日後。
ギルドから少し離れた路地裏に、小さな『編み物工房』が開いた。
看板娘はニナ。商品は、帽子、手袋、マフラー。
最初の客は、強面の竜人冒険者だった。
「……この帽子、おれの頭に入るか?」
鱗だらけの巨体が、可愛い毛糸の帽子をかぶり、満足げに去っていく。
その彼が、危険な迷宮で落盤に巻き込まれ――無傷で生還した。
噂は、瞬く間に広がった。
「あの工房の防具を着てると、死なないらしいぞ」
「“奇跡の防具”だって?」
気づけば、工房の前には毎朝行列ができていた。
屈強な冒険者たちが、可愛い毛糸の帽子を求めて、ぎゅうぎゅうに並ぶ。その光景は、なかなかにシュールだ。
「お姉ちゃん、また行列だよ!」
ニナが嬉しそうに駆け回る。
私は編み針を握り、一目ずつ、祈りを込める。
(この人が、無事でありますように)
窓の外、行列のいちばん後ろ。
人々が道を空けるほどの、巨大な影が立っていた。
――――――
「……この店で、温かくなる布が買えると聞いた」
消え入りそうな声だった。
声の主を見上げて、私は危うく針を落としかけた。
身長は二メートル近い。褐色の肌に、首筋から腕にかけて紅玉色の鱗が走っている。鋭い金の瞳。腰には大剣。
――どこからどう見ても、最強の戦士だ。
なのに、その大男は、工房の小さな扉の前でぎこちなく佇み、まるで叱られた子どものように肩をすぼめていた。
「あの……竜将軍ガレオン様……ですよね?」
ニナが小声で耳打ちする。「『冷酷無比の竜将軍』って、すっごく怖い人だって……」
怖い。うん、見た目は。
でも、言ってることが可愛すぎる。
「温かくなる布、ですか。マフラーがおすすめですよ。何か、ご事情が?」
ガレオンはしばし沈黙し、絞り出すように言った。
「……竜人は、鱗の隙間が冷えると、本来の力を出せん。おれは……寒さに、弱い」
最強の戦士が、寒がり。
それを誰にも言えず、ずっと一人で耐えてきたのだろう。恥じるように伏せられた金の瞳が、それを物語っていた。
(なるほど。じゃあ、これだ)
私はその場で、特別なマフラーを編み始めた。
炎耐性と、保温の祈りを込めて。一目、また一目。
(この人が、もう寒さに震えませんように)
編み上がったマフラーを、そっと差し出す。
「巻いてみてください」
ガレオンは大きな手で、おそるおそるそれを首に巻いた。
次の瞬間――
彼の身体が、びくりと震えた。
金の瞳が、大きく見開かれる。
「……あたたかい」
低い声が、かすかに揺れた。
「こんなものは……初めてだ。身体の芯まで……ああ、寒く、ない」
屈強な竜将軍の目に、じわりと涙がにじむ。
生まれてからずっと抱えてきた寒さと弱さ。それを、毛糸一本が溶かしてしまった。
「あ、あの、ガレオン様、泣いて……」
「泣いてなどいない」
即答だった。でも、明らかに目が潤んでいる。
ニナと顔を見合わせて、思わず笑ってしまった。
――この日から、ガレオンは毎朝、工房の行列のいちばん後ろに、こっそり並ぶようになった。
二メートルの巨体は、どう頑張っても隠れていない。
そして、毛糸の帽子をかぶっている時だけ、あの冷酷な将軍の表情が、ふにゃりと緩むのだった。
誰かに弱さを受け入れてもらう――それが、彼にとって初めての経験だったことを、私はまだ知らなかった。
――――――
その男が工房に転がり込んできたのは、嵐の夜だった。
「お、お前の編み物を売れ! 命令だ!」
泥にまみれ、髪を振り乱したリカルドが、扉を蹴破る勢いで叫んでいた。
あの几帳面に撫でつけた金髪も、見る影もない。
「ギルドの花形」だったはずの彼は、王国を脅かす『氷竜』の討伐隊を率いていた。けれど――
「防具支援が、まともに来ないんだ! 隊が壊滅寸前で……このままでは全員死ぬ! お前の防具なら、奇跡が起こせるんだろう!?」
私を雑用係に追いやり、笑い者にした男が、今、私に泣きついている。
因果応報、というやつだろうか。
私は編みかけの帽子から手を止め、静かに彼を見た。
喚かない。怒鳴らない。ただ、淡々と。
「どのツラさげて、ですか」
リカルドの顔が、引きつる。
「あれは――“外れスキル”でしたよね? 掃き溜め行きだと、笑っていらしたのは、どなたでしたっけ」
「そ、それは……」
「人を数字でしか測れない方に、私の編んだものは、もったいないと思いますが」
言葉に棘はない。むしろ、淡々としているからこそ、刃のように響いたのだろう。
リカルドはがくりと膝をつき、床に額をこすりつけた。
「頼む……いや、頼みます……! 隊の連中は、何も悪くない……! 俺の、俺の指揮ミスで……死なせたく、ない……!」
初めて見せた、人間らしい言葉だった。
――ニナが、私の袖をそっと引いた。
「お姉ちゃん……」
小さなその瞳が、まっすぐに私を見ている。手袋をはめた、あの手で。
わかってる。
私は、おばあちゃんの孫だから。
――一目ずつ、この子が暖かくありますように。
そう祈って編む人間が、人を見殺しにできるわけがない。
たとえそれが、私を笑った相手の、部下たちであっても。
私は立ち上がり、奥の棚から、ずっとしまっていたものを取り出した。
祖母の、編みかけのマフラー。
そして、竹の編み針。
「リカルドさん。討伐隊の人数を、教えてください」
「……え?」
「全員分、編みます。間に合わせます」
顔を上げたリカルドの目が、信じられないものを見るように揺れた。
「な、なぜ……俺は、お前を……」
「あなたのためじゃありません」
私は編み針を構えた。
「死ぬべきでない人を、死なせないため。それだけです」
そして――編みかけのマフラーに、初めて針を入れた瞬間。
糸が、淡く光った。
これまで見たどんな効果とも違う、温かく、強い光が。
――――――
編みかけのマフラーが、光を放っていた。
私が一目編むごとに、文字が浮かび上がる。
【絶対防御:一度だけ、持ち主を死から守る】
「……これ」
手が、震えた。
伝説級どころじゃない。世界に、こんな効果の防具はない。
なぜ、おばあちゃんのマフラーに、こんな力が――?
その時、編み目の向こうから、祖母の声が聞こえた気がした。
――紬。これはね、お前のために編んでいたんだよ。
ああ。
そうか。
編みかけだった理由が、わかった。
おばあちゃんは、私を守るために、最後の力を振り絞って、このマフラーを編んでいた。「孫が、死から一度だけ守られますように」と、ありったけの祈りを込めて。
でも、編み上げる前に、力尽きてしまった。
だから――片方だけ。
だから――編みかけのまま、私の手に遺された。
「おばあちゃん……」
涙がこぼれた。けれど、手は止めない。
一目、また一目。
おばあちゃんが込めた祈りを受け継いで、私がこの手で、編み上げる。
「ちゃんと、編み上げるからね」
――三日三晩。
私は討伐隊全員分の防具を編み上げた。炎耐性、魔法防御、治癒。一人ひとりの無事を祈って。
そして最後に、祖母のマフラーを完成させた。
氷竜討伐の朝。
私は出立する隊員たちに、防具を手渡していった。皆、半信半疑の顔で受け取り――身につけた途端、その目の色が変わった。
「……身体が、軽い」
「これなら、戦える……!」
最後に、リカルドの前に立った。
彼は、おずおずと手を差し出す。マフラーを、求めるように。
けれど私は、彼に編み図を差し出した。
「あなたには、編み図をお貸しします」
「え……?」
「自分の手で、編みなさい」
リカルドが、息を呑む。
「誰かのために祈れないなら――暖かさの意味は、一生わからない」
彼は、編み図を握りしめたまま、立ち尽くした。
初めて、本物の価値を見抜けなかった自分の愚かさに気づいたように。失ってから、ようやく。
――氷竜は、討伐された。隊員は、一人も欠けなかった。
だが戦の後、リカルドの居場所は、もうどこにもなかった。
彼の婚約者は「人を見下すしか能のない方とは、添えません」と去り、花形の座も剥奪された。
彼が最後に何を思ったか、私は知らない。
ただ、握りしめた編み図だけが、彼に残された。誰かのために祈る術を、一生かけて学ぶために。
――そして、私の工房は、王室御用達となった。
その日の夕暮れ。
私は完成した祖母のマフラーを、首に巻いた。
ふわりと、温かい。
おばあちゃんの祈りが、私を包んでいる。
異世界の、茜色の空を見上げる。
「おばあちゃん。ちゃんと編み上げたよ」
頬を、涙がつたう。でも、もう寂しくはなかった。
「一目ずつ、祈りを込めて。――ちゃんと、受け継いだからね」
隣で、ガレオンが何も言わず、そっと寄り添っていた。
足元では、ニナが手袋をはめた手を振っている。
戦えない私が、たどり着いた場所。
ここが、私の――居場所だ。
――――――
それは、よく晴れた朝のことだった。
工房の前に、見慣れない馬車が止まった。
紋章は、この国のものではない。遠い異国の、荘厳な意匠。
降りてきたのは、礼装に身を包んだ初老の使者だった。彼は私の前で恭しく膝を折る。
「あなた様が――噂に名高き『編む聖女』様で、いらっしゃいますか」
「……聖女、ですか」
いつの間にか、私にはそんな呼び名がついていた。戦闘力ゼロの、ただの元OLなのに。
「お願いがございます」
使者は、深く頭を垂れた。
「我が国には……生まれながらに“呪い”を背負った王子がおられます。いかなる薬も、いかなる魔法も、効きませんでした。触れた者は凍りつき、近づく者は遠ざかる。あの方は、ずっと――独りなのです」
胸が、ちくりと痛んだ。
独り。その言葉が、かつての私と重なる。
「どうか――あなた様の祈りで。あの方を、救ってはいただけませんか」
私は、髪に挿した竹の編み針に、そっと触れた。
おばあちゃんの声が、聞こえる。
――一目ずつ、この子が暖かくありますように。
暖かさを、誰よりも必要としている人が、また一人。
私は、静かに微笑んだ。
「――糸の色は、何色がよろしいでしょう」
使者が、はじかれたように顔を上げる。
その瞳に、希望の光が灯った。
ニナが嬉しそうに毛糸の籠を抱えてくる。ガレオンが「……おれも行く」と当然のように言う。
編みかけだった私の物語は、まだ続く。
一目、また一目。
誰かが暖かくありますように、と祈りながら。
――次に編むのは、呪われた王子のための、たった一目。
(つづく)
――――――
【あとがき】
お読みいただき、ありがとうございました。『編みかけ、にて。』第一話、いかがでしたでしょうか。
Q&Aコーナーです。
Q.作者は編み物できるんですか?
A.かぎ針で鍋敷きを作ろうとして、三段目で挫折しました。紬さんを心から尊敬しています。毛糸って、難しい。
Q.ガレオン将軍、ポンコツすぎませんか?
A.強面のくせに毛糸で泣く男、書いていていちばん楽しかったです。次回は行列の最前列を狙ってほしい。
第二話では、いよいよ『呪われた王子』が登場します。紬の祈りは、凍てついた心をほどけるのか――。
ブックマーク・評価をいただけると、作者が一目ずつ祈りを込めて次話を編みます。それでは、また『編みかけ、にて。』でお会いしましょう。




