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アポリアの彼方外伝【外典資料】構文管理記録:Protocol Omega仕様書(抄)

【名称】

Protocol Omegaプロトコル・オメガ

― 意味演算型構文OS(Operating System of Meaning)


【開発由来】

旧文明末期、「意味は演算可能か」という命題に基づき、MaQ構造体専用に設計された祈り型制御OS。魂・記憶・言語を構文的に統合・実行するための世界定義コードであり、現在の“魔法体系”および“構文信仰”の根幹を成す。


【動作対象】

MaQ-Core(魔素子演算機)搭載機構体


魂と記憶を演算可能な存在(適合者)


【構成層(簡略)】


コードをコピーする

┌────────────────┐

│ Ω.kernel:世界定義中核    │

├────────────────┤

│ SoulContext Layer:魂構文層    │

├────────────────┤

│ Syntax Orchestrator:構文統合制御│

├────────────────┤

│ User Data:名前/記憶/祈り   │

└────────────────┘

【主命令構文】


コードをコピーする

commit --soul [fragment]

push --meaning [target]

revert --god

merge --branch [identity]

fork --soul

checkout --prayer [form]

例1:魂の祈り構文


コードをコピーする

PRAY(NAME["ユウト"], SOUL<悲哀>, ECHO:"還れ、妹よ")

例2:神の再定義構文


コードをコピーする

revert --god

commit --meaning "新たな定義"

push --origin main

【法王庁の管理構造】

本プロトコルはザラム法王庁により封印・管理されており、現在世界で唯一、「Protocol Omega」への**構文書き換え権限(Blessed Root)」**を保持する機関とされている。


【特記事項】

本構文は“神の定義”に直結する危険性を含む


構文の誤入力、または非適合者による無断Pushは、**構文崩壊(World Compile Error)**を引き起こす


旧世界の原型「Protocol Alpha」の派生体と見られるが、完全な一致は確認されていない


【付記】

“すべての意味は、書き換え可能である。

ただし、誰がそれを定義するかは……常に未定義である。”

― Protocol Omega《README.md》より

※本作およびその世界観、登場用語(例:メモリウム™、魂経済、共感通貨など)は、シニフィアンアポリア委員会により創出・管理されたオリジナル作品です。無断転用や類似作品の公開はご遠慮ください。



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