あたら夜の惑い子は、いばらの道を行く
天涯孤独のラナフリーナは、二十二歳の誕生日に不思議な魔術仕掛けの世界へと渡った。
そこは魔力を持つのが当たり前の世界で、樹木が鳴き、絵が踊る奇妙で美しい場所だ。
しかし、惑い子のラナフリーナには魔力がほとんど宿っておらず、一人では生きていけないことが発覚する。
「契約者を探しているなら、ちょうど私の都合がつくが……どうだい?」
そんな彼女に手を差し伸べたのは、美しくて恐ろしい生き物だった。
狡猾老獪な生き物と季節を巡って生き抜いた、惑い子のへんてこで摩訶不思議なお話。
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