14.キラキラを君に
結局あれからクロが猛烈に狩りに励み、わずか1週間で目標を達成した。
「やあ!あれからまだ1週間しか経っていないが、今日は何をお探しかい?」
「実はあれからクロが猛頑張りして、目標額を今日達成したので買いに来ました!」
「もうかい!まだ1週間だろう?クロ君、君は凄く頑張ったんだね!」
「にゃ~うん!」
そうだと言わんばかりに誇らしげに返事した。
「そうか、では商品を持ってくるので君たちはあそこの応接スペースで座って待っていてほしい」
しばらく待つと店主が商品を持ってきた。
「はい。これがクロ君待望の魔法鞄だよ」
「にゃう~♪♪」
とってもご機嫌な表情で鳴いた。
「クロ、ここ1週間ずっと頑張ってたもんね。これはクロが背負う?」
「に~っ!」
「背負わないの?」
「きっと狩りの邪魔になるんじゃないかい?それか背負ってしまうとせっかくのチャームが見えなくなってしまうんじゃ、、」
「あっそうか!クロ、これ私がひとまず持ち歩くでいいの?」
「に!」
そうだと言わんばかりに返事した。
「そっか、わかった。でもクロがチャーム近くで見たかったらいつでも行ってね!」
「にゃっ!」
「ん~!これは提案なんだが、この前も言った通りこれは魔力登録をするパーツなのだが、
そこまでこのチャームを気に入ったのなら魔力登録をした後に首輪にチャームとしてつけることもできる。もちろんクロ君が首輪を嫌がらなければの話だが。どうだろう?」
「にゃっ!」
キラッキラ目を輝かせて店主を見つめる。
「それができるのであれば、それでお願いします!」
「あぁ、わかった。」
「首輪は今回はおまけしてあげよう。あそこに首輪があるから好きなのを選んでくるといいよ」
「ありがとうございます!」
クロと首輪を一緒に選ぶ。
「赤も捨てがたいけど、黒もいいな。黒色ならあのクリスタルのキラキラが一番映えそう!
クロどれにしたい?」
前脚でベルベットに似た黒色の皮の首輪を選んだ。
「よし!これにしよっか!」
魔法鞄の代金を支払い、クロと私の魔力登録をし、鞄とチャームのついた首輪を受け取る。
「クロ、首輪つけるからじっとしててね」
首輪をつけて、クロを見る。
店内の灯りを反射して、クロの艶のある首回りの毛とベルベット調の首輪にキラキラしたチャームの光が反射している。
「クロ、似合ってるよ!」
「うん、とても似合っているよ!」
付けたチャームをとっても目をキラキラさせて見ているクロだった。
魔力登録と書いてますが、血で個人を登録するので魔力の有無はあまり関係ありません。




