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クロと旅を。  作者: 春野蒼
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01.ここどこっ!

仕事帰り。気づけば見知らぬ朝の森に一人。

ここはどこなのか?日本なのか?スマホは圏外でつながらない。

すると大きな黒猫が出てきて、一緒に出会い旅をする。

これはクロと社会人(女)の旅の物語。

「(はぁ、今日も疲れた~。早く帰って寝たい。。。けどお腹空いた。)」


終電で帰宅し、今は自宅近くのコンビニで晩ご飯調達。

購入し、コンビニを出る。

ふと、空を見ると煌々と輝く満月が。


「綺麗~」


なぜかその日の月は、いつもより一際大きく一際綺麗に見えた。


月に見惚れのも一瞬、再び歩きだそうとした。


(ん? んん?)


「はあ~っ、ここどこっ!!」

つい大声を出してしまった。


なぜだかわからないが昼間になってる!ていうかここ森?木しかないんだけど!?

えっ?どいうこと?

来ている服装はコンビニを出たときのまま。買ったご飯もある。


(ちょっと、自分落ち着こう!深呼吸、深呼吸。)


とりあえずスマホを出してマップを起動するも、ネットに繋がらない!

じゃあ電話は?と試してみるも案の定圏外。

今見ているものが現実かカメラを起動して周囲の写真を撮って確認するも、

目でみているものと写真は一緒。つまりは現実、、、、。


(どうしよう、、、、。周り見ても人いないし、本当に木とか植物しかない。

 もしかして、これが噂の異世界転移!、、。なあ~んて、、。

 まぁでも異世界なんて存在しないし、せいぜいが日本のどこかの山中だろう。

 早く道探して帰らないと。無断欠勤なんてことになったらヤバい!)


とりあえずこの超・異常事態に現実逃避しながら移動を開始した。

熊避けに「歩こう~♪歩こう~♪」でお馴染みのト○ロソングを歌いながら。


かれこれ30分近く歩いたが、誰とも遭遇しない。

まだ獣道、、。


(お腹減ったし、喉乾いた。どこかに休憩できる場所~っと)


うろうろ休憩出来そうな場所を探し、大木を発見!


(木陰だし、風いい感じに通るし。ここに決めた!)


地面に座り、コンビニで買ったおにぎりとお茶を出す。


「いただきます!」

もぐもぐ食べながら、そよそよと風に吹かれのんびり。

おにぎりも食べ終わり、甘いものが食べたくなったので

チューイングキャンディの包みを開け、口に入れる。


「ん~っ、おいしい!こんな状況だからこそ余計甘味がおいしい!!」

そんな独り言を言いながら、2個目を開けようとしたその時。


不意に前方の茂みからガサッと音が。あまりの驚きにうっかりキャンディを

落としてしまった。


ニュっと茂みから黒い体毛に覆われた頭が出てくる。


「っ!!」

(熊っ!?熊なのか?)


ゆっくり茂みから出てくるそれに、あまりの恐怖に逃げ出すことも出来ずに固まる。


「ん?」


上半身まで出てきたが、ん?、んん?、んんん?


どうみてもそれは、デカイ黒猫にしか見えなかった。

内心驚きっぱなしでいると、とうとう全身茂みから出てきたが、その姿はやっぱり黒猫にしかみえない。

ただし巨大な。

初長編作品です。

勢いで書いているので、誤字等ありましたら申し訳ございません。

読んでくださり、ありがとうございました。

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