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今日も、こ~しんっ☆ ←って、ヒーローの変身みたいに言うなしっ(笑)

作者: 雉白書屋

 ←って、何年前のノリだしっ! 恥ずかしっ! ←って誰も思わないか!(笑) ←ここ過疎ってるし! ←てかっおれ以外に人、いないんじゃねっ(笑) ←てかっ、これ、いつまで続けんだしっ!(笑) ←これ以上続けても無意味だし ←そんなこと言うなしっ(笑) ←時々、ひとりで何してんだろうて思う ←だからそんなこと考えるなしっ ←もう、まともなのは、おれだけしかいないんじゃないかって ←そんなことないって ←じゃあ、なんでこんなことをしている? お前は誰だ。おれだろ? ←一人二役でもしないと気が気がくく狂いそうになる ←毎日、交信を試みているが結果はくそくそくそくそ ←やっぱりもう、この星で生き残った人間はおれひとりなんじゃないだろうか ←ポツンと、ひとりきり地球と同じ ←宇宙人がいたら迎えにきてきて  ←ありえない。ああ、もう隕石でもいい ←この脳の無駄なシナプス活動と同様に無線で呼びかける毎日を終わらせて  ←ああ、そうだ。もう人類は終わったんだおわったおわった……いや、おれが残ってるからおれが死ねば本当の本当に終わり ←本当にそうか? ←え? ←おれは気づいているはずだ。この地下室から出て、窓から外をのぞいたとき ←いや、いやいやいや ←ウイルスによって化物に変貌した人々 ←いやありえないありえない ←彼らはどう見ても言葉を交わしていた。彼らの言語で、それに ←ちがうちがうちがう ←腕に抱えていたあれは赤ん坊だった ←何が言いたい ←彼らが新たな人類。あれが進化の形なんだ ←違うちがうちがう。だとしたらおれはころ、ころころあれは大変幸せそうなご家族様でした合掌 ←いい。あれを冷蔵庫から出そう ←罠にかけ、殺した個体から採取した血 ←それをちょいと一舐めで感染、おれもももももも………… ←キコエルキコエルイルイル ←ああ、いる。いるぞ近くにいる! ほら見ろ、無線に声が! なななんだあ他に生き残りがががががが ←違うううう今のはははは彼らの能力だだだだテレパシシシ ←あああああ、声が聞こえるるるるる、おれ、おれの声が消えるるるるる ←はははははははいい気分だだもっととはやくこうしてれればよかったたたた ←へ~んしんっ…………

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