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錬金術師ティアのつくる話  作者: 新規四季
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ペルシャの全力

私は上に向かって『大精霊の霊魂』を投げる。


星型の透明な紫のガラスは、その中に大精霊、セレストの残滓を魔力として魔力の雨を降らす。


ペルシャが魔力の雨の範囲外へ月の化け物を弾く為に、大規模魔法を行使する。


両手を交差させて杖に唱える。


『彼の者のを排斥する。弾く弾く弾く、我拒絶する、弾けぇ!!』


詠唱なのに叫び、魔力の雨での回復を見越しての全力の魔法の行使。

属性を定めずに魔力の物量で目に見えぬ質量で月の化け物は、抵抗もできず吹き飛ばされる。


「……は?」


ブレットは何を見たのかと目を瞬かせる。

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