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錬金術師ティアのつくる話  作者: 新規四季
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別の盤面

白夜がセレストによって世界の狭間に引き込まれ、ペルシャも引きずり込んだすぐ後のこと。


黄金郷で、ジッと腕を組み魔力を放出し続けるのはブレット。

その魔力を目印にして全員があつまる。


「ブレット……また会いましたね」


目を逸らして何もブレットとの間に無かったように、ただ久しぶりに会った友人に挨拶をするように、一言、声をかけた。


ピリついた2人の空気感にグロリアスは顰めっ面をしている。

ペルシャが居ないことも気になっていそうだ。


神父はスカーレットとメイズを引きずったまま、にこにこしている。

実に気味の悪い顔をしているが、その内心で索敵魔法を無詠唱で何度も行っていた。


(白夜様が!!白夜様がいらっしゃらないだとぉ!!!)

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