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錬金術師ティアのつくる話  作者: 新規四季
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強さ≠強さ

スカーレットが腕を上に上げると、スカーレットの右手側には吹雪の竜巻が。左手側には雷を伴った竜巻が発生し、それぞれは大の大人をも簡単に吹き飛ばす風速だった。


廊下の窓ガラスは全て巻き込まれ、破片さえ残らずに巻き取られている。つまりだ、あのふたつの竜巻は今、ガラス片による殺傷能力まである。


「それは不味いっ」


竜巻の吸引力は凄まじく、踏ん張っていても巻き取られてズタズタにされるのは時間の問題。


リーナーは魔法を発動させる。


竜巻の中に。


『呼ぶ声、誘う声、つらつらと乗せるは風の意志』


狭い範囲の空気を一点に抑え込む極小で制限時間のある限定的なブラックホールに近い物を作り出す。


その空間は竜巻の中に発生し一瞬で竜巻の1部に穴を開け、破裂する。


「竜巻系の魔法は強力ですが、内部破壊には弱いんですよ」

「……御指南どうも」

「いえ、それほどでも」

「強い訳ね」

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